配信サービス「Mirrativ」が新事業を発表 プラットフォームを超え配信者を支援

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アシュトン
配信サービス「Mirrativ」が新事業を発表 プラットフォームを超え配信者を支援
配信サービス「Mirrativ」が新事業を発表 プラットフォームを超え配信者を支援

株式会社ミラティブ、新規事業「All for Streamers」を発表

スマートフォン向け配信アプリ「Mirrativ」を運営する株式会社ミラティブが、新たな事業戦略「All for Streamers」を5月26日に発表した。

本事業はMirrativに限らず、YouTube、Twitch、TikTokなどあらゆるプラットフォームで活動するVTuberやストリーマーに、配信者支援の知見や経済圏などを展開していく取り組みだという。

その一環として、株式会社アイブレイド(100%子会社)と株式会社キャスコードの2社を、資本業務提携・M&Aを通じグループ会社化したことが明らかとなった。

ライブ配信アプリ「Mirrativ」の枠を超えすべての配信者支援へ

「Mirrativ」は、スマートフォンの画面をそのまま共有できる、スマートフォンゲームの実況配信に最適化した配信プラットフォーム。

2015年よりサービスを開始。ミラティブ社によれば、現在500万人以上の配信者を有しているという。

ミラティブ社は、今後もMirrativの開発を継続。その上で、「より広い配信者支援」をグループとして推進していくという。

「All for Streamers」事業コンセプト

配信者自身が「プラットフォーム」になる時代へ

現時点では、株式会社キャスコードが開発・運営する配信支援ツール「CastCraft」および、株式会社アイブレイドが運営するVTuberキャスティングプラットフォーム「ぶいきゃす」、VTuberと生バンドによる音楽ライブイベント「Rock on V」との提携が発表されている。

「CastCraft」ロゴ

「ぶいきゃす」ロゴ

「Rock on V」キービジュアル

ミラティブ社は、今後新規事業展開のほか、あらゆるサービスとの連携に着手。また、同様の事業連携や資本提携・M&Aを通じて、配信者支援の幅をさらに広げていく予定だとしている。

新規事業の背景として、ミラティブ社は配信者の状況について、すでに「ゲームを遊ぶ人」や「映像を発信する人」を超え、「ファンを惹きつけ、コミュニティや経済を動かす存在」になりつつあると指摘。

配信者自身が「プラットフォーム」になる時代を見据え、配信プラットフォームの枠を超えた配信者中心の経済圏の構築に取り組むと記した。

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