ANARCHY、13000円の新アルバムが話題「自分が作ったものに自分で値段をつけたい」

ANARCHY、13000円の新アルバムが話題「自分が作ったものに自分で値段をつけたい」
ANARCHY、13000円の新アルバムが話題「自分が作ったものに自分で値段をつけたい」

POPなポイントを3行で

  • ANARCHYの新作アルバム、値段が13,000円で話題に
  • T-PABLOWやWILYWNKA、般若にSEEDAも参加
  • 「自分が作ったものに自分で値段をつけたい」
ラッパー・ANARCHY(アナーキー)さんの新作アルバム情報が解禁となり、客演やプロデューサー陣の豪華さに加えてその値段が話題を呼んでいる。

3月13日(水)、約2年半ぶりとなるオリジナルアルバム『The KING』。数量限定生産、シリアルナンバーカード付きで13,000円(税込)でのリリースとなる。

・The King (Prod. COOKIN' SOUL)
・Run It Up feat. MIYACHI (Prod. 理貴)
・Kill Me feat. 般若 (Prod. BACHLOGIC)
・Where We From feat. T-Pablow (Prod. D BO\$)
・Dirty Work Remix feat. ANARCHY / AKLO (Prod. BACHLOGIC)
・The Professional feat. IO (Prod. KM)
・Shine In The Life feat. Leon Fanourakis (Prod. COOKIN' SOUL)
・Loca feat. Awich (Prod. Chaki Zulu)
・Rollin’ feat. MACCHO (Prod. DJ PMX)
・Yes or No feat. SEEDA (Prod. YamieZimmer)
・Brand feat. Jin Dogg (Prod. COOKIN' SOUL)
・Spend It feat. Young Coco (Prod. AVA1ANCHE)
・Lucky 13 feat. WILYWNKA (Prod. AVA1ANCHE)
※曲順未定、タイトル表記変更する場合がございます。 『The KING』収録内容

ANARCHYというラッパー

京都府出身のANARCHYさん。日本の中でも治安が安定しない地域として知られる京都・向島の市営団地で育つ。

これまで、その環境や生い立ち、生活をラップしてきた。
Anarchyの代表曲「Fate」
アンダーグラウンドシーンで支持を集めてきたANARCHYさんがavex設立のヒップホップ専門レーベル「CLOUD 9 CLIQUE」と契約。メジャーデビューを果たして大きな反響を集めたのは2014年のことだ。

avexとの契約は続いているが、2018年には自身が主宰するプロダクション「1%」(ONEPERCENT)を発足。

変態紳士クラブの活動も知られるWILYWNKAさんや、ラッパーのLeon Fanourakis(「Leon a.k.a 獅子」から改名)とビートメイカーのYamieZimmer(ヤミージマー)さんら若手を積極的に所属させている。

2018年9月には自主企画イベント「ANARCHY & 1% presents "THE RAPPER"」を開催。

また2019年には俳優・野村周平さんを起用した映画『WALKING MAN』で初監督をつとめることも明らかになっている(関連記事)。

13000円のアルバム『The KING』 その背景と反響

メジャー3作目となるフルアルバム『The KING』。なぜ13000円という価格設定になっているのか。

その理由について「一度でいいから自分が作ったものに自分で値段をつけてみたいと昔からずっと思ってた。」と語っている。

誰でも気軽に触れられるようになった今の音楽体験を良いこととしつつ、誰かが勝手に値段をつけそれで作り手が困っている状況を思い、アルバムには自分たちのつくり出したモノの価値を自分で決めてみたいという思いを込めている。

avexのアルバム特設ページでは本人のコメント全文が掲載されている(外部リンク)。

自身を含む13人の客演も、あまりにも豪華だ。

2018年にヒップホップシーンで最も注目された歌姫・AwichさんやKANDY TOWNのIOさん、日本武道館公演を成功させたBAD HOPのT-PABLOWさん、大阪のJin Doggさんや神戸のYoung Cocoさん、前述のWILYWNKAさんやLeon Fanourakisさん。

NYで活躍する日本人ラッパーMIYACHIさん、さらにOZROSAURUSのMACCHOさんや般若さん、SEEDAさん、AKLOさんといったヒップホップの第一線で活躍を続けるラッパーの名前が並んでいる。 またプロデューサー陣にも、理貴さんやChaki Zuluさん、BACHLOGICさんといった若手からベテランまでの名前が並ぶ。

13000円という前代未聞の価格設定について、ファンからは「高い」「ほしいけど買えない」という意見ももちろん出ているが、ANARCHYさんの所信表明に賛同し、客演の豪華さもあって、すでに予約を終えたというツイートも散見される。

なお、同アルバムに収録されるMIYACHIさんとの曲「Run It Up」のMVを各サイトで先行販売開始。同時に、YouTubeでMVも公開した。 “自分の価値を上げろ”をテーマに、「いくらいくらいくら 俺の価値はいくら」というフックと眼に映るものすべてに値付けが行われている映像は、アルバムを象徴する一曲となっている。
ANARCHY / Run It Up feat. MIYACHI

2018年のヒップホップ名曲まとめ

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