対象となった楽曲「sonorously box」を利用するにあたって、著作権表記をしていない、著作権表記をしない場合の利用料を支払っていない、他の企業などに「フリー音源」として二次配布を行ったことを違反使用として指摘。
さらに、mora、レコチョクなどで配信されている楽曲についても許可していないと言及した(現在、moraとレコチョクともに配信停止中)。
2018年にブレイク必須の芸人・ひょっこりはん
吉本興業に所属するピン芸人・ひょっこりはんさん。「はい、ひょっこりはん!」という掛け声に合わせてひょっこりと顔を出すひょっこり芸が人気を博している。
2017年の大晦日に放送された「ぐるナイ おもしろ荘 若手にチャンスを頂戴 今年も誰か売れてSP」を皮切りにたびたびTV番組にも出演。2018年にブレイクすると期待されていた。
一方のMusMusは、作曲、演奏、録音からサイト管理まで個人のwatsonさんが運営する音楽素材サイト。
公開されている素材は利用規約の範囲内であれば、誰でも無料かつ自由に使用可能だ。
サイトには、条件として使用した作品/コンテンツ/商品などに著作権表示をすること、MusMusの楽曲をそのままBGM以外の目的に使用する二次配布などは禁止と記載されている。
無断で楽曲が改変されて販売へ
MusMusのブログで公開された内容によると、楽曲の二次配布について連絡がなく「報酬も受け取っていません」としている。また情報公開に踏み切った経緯についても時系列で説明。
MusMusは、芸人側にコンタクトをとり規約に準じてもらえば利用を許可する旨を伝えている。しかしその後、無断で楽曲が改変されて販売されていることに気づいたという流れだ。2017年以前 当サイトの楽曲の使用が始まる
2018年4月初旬 規約違反動画について日清食品に確認、2次配布されていることが判明
2018年4月初旬 芸人側とコンタクト、後追いで規約に準じていただければ良い旨伝える
2018年5月末 楽曲が改変されて販売されていることに気づく
2018年5月末 上記抗議と販売停止を依頼
2018年5月31日本日 抗議から1週間何も進展なし ひょっこりはんによる当サイト楽曲への著作権侵害について | MusMusブログより
ブログでは、管理人・watsonさんの胸中が語られている。
個人で訴訟を起こしても大企業を相手に結果が見えているという理由から、せめて著作権侵害を多くの人に知って欲しいと公開に踏み切ったようだ。そもそも「二次配布」は違反の中でも被害が大きいとても悪質なものと考えていますが、きちんと対応いただければ不問にするということ自体当方の好意でしかありませんでした。今回気づいた楽曲改変・無許可販売はそれを足蹴にされたという思いで非常にショックを受けています。
ですが、吉本のような大企業のことですからおそらく著作権関連の強力な顧問がついていることでしょう。
当サイト管理人のような個人が訴訟を起こしても結果は見えています。
普通に連絡して対応いただけないのであれば、もはや著作権侵害であることを皆さんに周知し認識してもらうしかありません。
以上、このようなお知らせで気分が悪くなった方には申し訳ありませんでした。
引き続きMusMusをよろしくお願い致します。 ひょっこりはんによる当サイト楽曲への著作権侵害について | MusMusブログより
今後、どのような展開を見せていくのか、ひょっこりはんさんの対応に注目が集まる。
法律や権利を巡るさまざまな問題
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