どんな画像でも、平成初期のビデオ映像を黎明期のネットにアップして劣化したような質感に変換してくれるWebアプリ「HEISEI-VHS」が話題を集めています(外部リンク)。
このアプリを制作したのは、音楽クリエイターやソフトウェアエンジニアとして活動するひやめしさん(@Hiyameshi_8bit)。
最近撮った写真なのに、どこか懐かしい存在しない記憶に変換される──話題の「HEISEI-VHS」を使って、早速様々な写真を変換してみたので、使い方とともに紹介します。
【画像】変換された“あの頃”っぽい東京の風景どんな写真もレトロに変換してくれる「HEISEI-VHS」
「HEISEI-VHS」はその名の通り、アップロードされた画像を、平成初期のVHSを思わせるレトロな質感に変換してくれるWebアプリ。
開発したひやめしさんは自身のXで、「平成初期のビデオ映像を黎明期のネットにアップして劣化した画像を再現する」と紹介しています。
3月13日にベータ版が公開され、15日に正式版としてリリースされました。
このツールにかかれば、ちょっとデスクの上が散らかったKAI-YOUオフィスの風景も、平成初期に雑居ビルの一室で撮られた写真のような仕上がりに。
現在のKAI-YOUオフィスの風景
この散らかり具合も、レトロな画質になったら、昔はおおらかな時代だったよな……と許されそうな気がしなくもない
「そうそう。平成初期はまだこんなに散らかったビルの一室で、頑張ってた時代だったもんな」──そんなおおらかな時代を懐かしむ感情が、込み上げてくるような気がします。
ちなみにKAI-YOUを運営する株式会社カイユウは、2011年(平成23年)設立。こういった平成初期の空気感のオフィスというのは、実際には存在していなかった風景です。
「HEISEI-VHS」でお馴染みの街並みや建物がレトロに
せっかくなので、手持ちの写真もいくつか「HEISEI-VHS」を通して加工してみました。
たとえば、秋葉原駅前を象徴する風景の一つ・オノデン前の写真も、簡単にノスタルジックな雰囲気に。これが令和に撮影された写真だとは思えません。オノデン坊やのCMが聴こえてきそうです(今も流れていますが)。
レトロな雰囲気になった令和の秋葉原/写真は編集部撮影
続いては、コミックマーケットをはじめ、大型イベントの会場としてお馴染みの東京ビッグサイト。変換してみると資料写真のような雰囲気に。
1996年の施設開場当時、東京ビッグサイトのパンフレットがあったらこんな写真が掲載されてそうな。1998年生まれの筆者では知り得ない風景……文字通り、存在しない記憶が蘇ってくるようです。
「HEISEI-VHS」を使って変換した東京ビッグサイト/写真は編集部撮影
「HEISEI-VHS」の使い方はシンプル、画像をアップロードして自動変換
「HEISEI-VHS」の使い方はいたってシンプル。ページ上に画像をアップロードすると自動で画像が変換されます。
また、画面左のツールバーから「劣化パラメーター」を選択することで、色味やノイズの調子などを調整することもできます。
「HEISEI-VHS」使用画面/画像は「HEISEI-VHS」から
こうして自由に画像を変換すれば、なんだかトレンディな雰囲気が漂う東京ドームなんかも簡単に作成できます。
「HEISEI-VHS」を使って変換した東京ドーム/写真は編集部撮影
様々なツールを開発するマルチクリエイター・ひやめし
ひやめしさんはこれまでにも画像をドット絵に変換するアプリ「NeSprite」などを制作。
自分の代表作は画像のドット変換ツール「NeSprite」です。
— ひやめし (@Hiyameshi_8bit) March 16, 2026
パレットベースの変換で色の制限を行います。
ドット絵にした時の色使いのセンスを学ばせた独自AIを採用するなど、技術的に面白い工夫があります。
このアルゴリズムは特に動画に適しており、動画版「NeSprite for Ae」もあります。 pic.twitter.com/wkn0AHm87B
映像をゲームボーイのポケットカメラ風のドット映像に加工する「8Bit PixCam」をはじめとする、Adobe After Effects用のプラグインなども発表しています。
今回の「HEISEI-VHS」もWebアプリ版とは別に、映像を加工できるAdobe After Effects用のプラグイン版が、ひやめしさんのBOOTHで販売されています。
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連載
日夜生み出されるポップな画像たちを短く紹介する人気連載。 ソーシャルメディアやまとめブログ、バイラルメディアなど、 画像系コンテンツへの注目は常に集まっていますが、 KAI-YOUでは「POP」を軸に、話題の画像を紹介していきます。
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