ビジュアルノベルゲーム『パーガトリー・ブルー』の制作支援金1,093万円について、クラウドファンディングサービス運営の株式会社うぶごえから未送金の状態が続いていると合同会社ネオンライトが4月22日(金)に発表した。
同社によれば、2025年11月30日の入金予定日から5ヶ月以上が経過しているにもかかわらず、支援金は一切振り込まれていないという。
この事態を受け、ネオンライト社はうぶごえ社及び代表の岡田一男さんに対して業務上横領の疑いで刑事告訴の手続きを進めていると明かした。
なお、クラウドファンディングサービス「うぶごえ」を巡っては、3月30日にゲーム『シブヤスクランブルストーリーズ』支援プロジェクトの未入金が明らかとなり問題化。入金予定の金額のうち2775万円が入金されていない旨が告発されている。
「入金予定」繰り返すも未履行 半年近く未解決のままに
『パーガトリー・ブルー』のクラウドファンディングでは、485名の支援者から合計10,935,092円の支援が集まった。現在、その全てが未入金という状態だ。
制作会社であるネオンライト社の説明によると、単なる入金遅延ではなく、複数回に渡って入金の約束が反故にされている経緯があるという。
■『パーガトリー・ブルー』クラウドファンディングの経緯
2025年7月:クラウドファンディングを実施
2025年9月:485人から約1,093万円を調達(目標の156%)
2025年11月末:入金予定 → 未入金
2025年12月:「12月15日入金」と説明 → 未入金
202512月17日:「12月26日入金」の誓約書 → 未履行
2026年2月:「2月5日振込予定」 → 未履行
2026年2月〜:渋谷警察署に刑事告訴の手続、同署刑事課知能犯捜査係において銀行口座の照会等を開始
2026年4月:現在まで未入金
このような経緯から、ネオンライト社は刑事告訴に踏み切ったと公表。
クラウドファンディングという業態において、ユーザーからの支援金はプラットフォームが一時的に預かる「代理受領」の形をとることが多いが、今回のケースはその管理/送金プロセスの透明性が問われる事案となっている。
「うぶごえ」のトラブルが表面化した際には、クラウドファンディング大手の「CAMPFIRE」運営会社がユーザーから預かった支援金の管理体制や方針を声明として発表。異例の事態となっている。
現在は渋谷警察署で捜査が進行中とされ、事実関係の確定には今後の動向を待つ必要がある。ネオンライト社は、今後の状況を踏まえ民事訴訟についても判断するとしている。
ゲーム『パーガトリー・ブルー』資金なしでも制作継続へ 開発側は独自調達を模索
一方で、ゲームの開発プロジェクト自体は停止していない。
『パーガトリー・ブルー』
ネオンライト社は、問題発覚後に外部委託を一時停止したものの、内部ではシナリオ制作や開発を継続。
現在は自己資金および新たな資金調達による制作再開を準備している段階だという。
ネオンライト社代表の田中文久(cittan*)さんは「法的措置は粛々と進めると同時に、『パーガトリー・ブルー』を必ず完成させ、支援者の皆様、そしてゲームを待ってくださるすべての方々にお届けいたします」とコメントしている。
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