同名のクラウドファンディングサービスを運営するCAMPFIREが4月1日(水)、支援金の管理体制に関する方針を発表した。
発表では、支援金を「預かり金」として自社資産と厳格に分別管理することや、自動送金システムなどを説明。
ファンなどから直接支援金を募るクラウドファンディングを巡っては3月、他社プラットフォーム「うぶごえ」の未払金問題が指摘されており、運営体制が注目を集めている状況だった。
支援金は「預かり金」 CAMPFIREが強調した管理体制
CAMPFIREは今回の発表で、支援金を「プロジェクト起案者への預かり金」と定義し、自社の固有財産とは会計上明確に区分していると説明した。
さらに、運用体制として「支援金専用口座による分別管理」「担当者単独では資金移動できない権限分掌」「支払い条件の明文化」「外部決済機関との連携による自動送金」を明示。
また、内部監査や監査法人による検証を通じて、未払金が発生しない体制を維持していると強調した。
その上でCAMPFIREは、安全・確実に資金が届く「信頼のインフラ」を維持することが、プラットフォームとしての社会的責任であるという立場を明らかにしている。
「うぶごえ」の支援金未払い問題が明るみに クラファンへの不安感も増大
こうした発表の背景としては、クラウドファンディングサービス「うぶごえ」を巡る問題が考えられる。
「うぶごえ」は、うぶごえ株式会社が運営する、掲載者手数料0%、調達額100%活用を掲げるプラットフォームだ。
3月28日、同サービスを利用したゲームデザイナー・イシイジロウさんのプロジェクト『シブヤスクランブルストーリーズ』が、総額約5475万円を調達したものの、約2775万円が「うぶごえ」から支払われていないと報告。
これをきっかけに、「うぶごえ」上の別プロジェクトについても、入金遅延などのトラブルがSNS上で話題になっていた。
さらに、ファンからプロジェクト起案者への支援金を仲介するプラットフォーム、ひいてはクラウドファンディングというビジネスモデル自体に対しても、懐疑的な声が上がっていた。現在までに、「うぶごえ」から一切の説明がないことも、そうした不安感の増大に繋がっている。
CAMPFIREの今回の発表は、そうした状況の中で、自らの管理体制を可視化するものと言えるだろう。
この記事どう思う?
関連リンク

0件のコメント