日本を代表するUMA(未確認動物)の一つ「ヒバゴン」を題材にした町おこし映画『ヒバゴン☆プロジェクト』が2027年春の公開を予定して制作が進められている。
舞台となるのは、1970年に実際のヒバゴン騒動が起きた広島県庄原市西城町。現在も同地を中心に撮影が行われている。
脚本を手がけるのは、UMA研究家/作家の中沢健さん。監督は佐藤大介さんがつとめる。
出演者には主演の平岡ちかさんをはじめ、末井櫻子さん、ロバート・スコットさん、森恵さん、原田龍二さんが名を連ねる。さらに、スーパーミステリー・マガジン『ムー』の三上丈晴編集長が、本人役で出演することも決定した。

平岡ちかさん
1970年、広島を騒がせた謎の類人猿「ヒバゴン」
ヒバゴンは、1970年に現在の広島県庄原市西城町周辺で相次いで目撃された未確認動物。
庄原観光ナビによれば、同年7月20日、西城町の比婆山麓で身長約1.6メートル、逆三角形の顔、ゴリラに似た体つきをした謎の類人猿が目撃された。
その後も目撃情報が相次ぎ、全国規模で報道される騒動に発展――旧西城町役場には、取材や問い合わせに対応するため「類人猿係」まで設置されたという。
日本各地の大学や研究機関、調査隊も現地を訪れたものの、正体は判明しないまま。最終的には29件の目撃情報を残して目撃が途絶え、ヒバゴン騒動は収束した。
一方、西城町ではその後もヒバゴンを地域文化として継承。
キャラクターや着ぐるみ、ヒバゴンの名を冠した商品、イベントなどがつくられ、現在も町の象徴として親しまれている。2025年には、目撃55周年を記念して『ムー』とコラボした「ヒバゴン展」も開催された。
今回の『ヒバゴン☆プロジェクト』は、ヒバゴン騒動から56年を迎えた土地そのものを舞台に、その伝説と現在の西城町を映画として描く企画となる。
西城町観光協会は、町の豊かな自然や人々の暮らし、現在も地域で大切に受け継がれているヒバゴンを描く作品になるとしている。
『ムー』×クラウドファンディングで実現した映画制作
映画制作は、西城町観光協会を中心に進められている。
企画は2025年にもクラウドファンディングに挑戦したものの、当時は目標金額600万円に対し116万3000円を集め、未達に終わっていた。
しかしその後、2026年にクラウドファンディングサービス・CAMPFIREと『ムー』による地域活性化企画「ムー日本不思議再興クラウドファンディング計画」の第1弾として再始動。
再挑戦となったヒバゴン映画化プロジェクトでは、目標100万円に対して324万2500円、支援率324%を達成。計217人が支援した。

ミステリーマガジン『ムー』三上丈晴編集長
当初の目標達成後には、「ムー編集部でのロケ」「三上丈晴編集長の本人役での出演」がネクストゴールとして設定され、こちらも達成したという。
脚本の中沢健さんは、UMA研究家としてテレビ番組などにも出演してきた人物。映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』などでも脚本を担当しており、漫画『ダンダダン』にもUMA研究家として実名で登場している。
監督の佐藤大介さんも『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』で中沢さんと組んだ経歴を持つ。
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