2006年にインターネット掲示板へ投稿され、約20年にわたって語り継がれてきた都市伝説「巨頭オ」が映画化される。
映画『巨頭オ』は12月25日(金)から、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。監督を『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の近藤亮太さんがつとめる。
主演は前田拳太郎さん。主人公の婚約者役を久保史緒里さんが演ずる。発表にあわせ、異様に大きな額と黒く濁った目元を捉えたティザービジュアル、特報映像も公開された。
2006年のネット怪談「巨頭オ」20年を経て映画化
「巨頭オ」は、2006年にインターネット掲示板「2ちゃんねる」のオカルト板へ書き込まれた短い怪談を発端とする都市伝説。
投稿者は、かつて旅行で訪れた小さな村を再び訪れようと車を走らせていた。しかし、村へ向かう途中にあったのは、本来の地名ではなく「巨頭オ」と記された奇妙な看板。
その先にあったのは、変わり果てた廃村と、異様に⼤きな頭を左右に振りながら迫ってくる、⼈間とも何ともつかない“何か”だった――。
元となった投稿はわずかな文章で構成され、「巨頭オ」が何を意味するのか、村で何が起きたのかも説明されない。それゆえに様々な解釈を呼び、長くネット上で語り継がれてきた。
その後「巨頭オ」はネット上の考察だけに留まらず、2022年には同都市伝説をモチーフとしたサバイバルホラーゲーム『巨頭ォ』も登場。
2024年には一迅社のホラーアンソロジー『洒落にならないネット掲示板百物語~都市伝説コミック怪談集~』でも、「猿夢」「禁后」などと共に漫画化されている。
父の死を追う青年が「巨頭オ」の禁忌へ
映画版の主人公は、27歳の青年・高尾春馬。
20年前、春馬の父・哲也は仕事先で訪れた山奥の廃村から帰宅した後に異変をきたし、自ら命を絶った。幼かった春馬には、何かに怯えて別人のようになってしまった父の姿が記憶として残されていた。
2026年、母の死をきっかけに父の過去と向き合うことになった春馬は、遺された日記から真相を追いはじめる。
やがて各地で起きている不可解な失踪事件や、山奥の村で現在も続く謎の儀式、そして「巨頭オ」と呼ばれる禁忌の怪異へ辿り着くことになる。

前田拳太郎さんと久保史緒里さん
『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』近藤亮太が監督
春馬を演じる前田拳太郎さんは、『仮面ライダーリバイス』で主演。その後、映画『栄光のバックホーム』やNetflixシリーズ『喧嘩独学』などに出演してきた。本作が映画初主演となる。
春馬と共に怪異を追う婚約者・田島詩穂役は久保史緒里さん。映画『誰よりもつよく抱きしめて』『ネムルバカ』『ほどなく、お別れです』など、乃木坂46卒業後も俳優として活動を続けている。
久保史緒里さんにとって、本作がはじめて参加するホラー作品となった。
監督の近藤亮太さんは、短編『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』で「第2回日本ホラー映画大賞」の大賞を受賞。
同作を自ら長編映画化し、2025年に商業長編映画監督としてデビューした。テレビ東京のフェイクドキュメンタリーシリーズ「TXQ FICTION」第1弾『イシナガキクエを探しています』でも演出を担当している。
さらに、サスペンス映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』が9月11日(金)に公開予定。『巨頭オ』はそれに続く監督作となる。
近藤亮太さんは映画化について、はじめて「巨頭オ」という文字列を見た際に感じた恐怖が忘れられなかったとコメント。
原典では投稿者が怪異から逃げ延びていることに触れながら、その先に何があったのかという想像から映画版の物語をつくったと説明し、「過去のJホラーのどれとも異なる、まさしく“異形”のJホラーともいうべき映画になりました」と語っている。
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