2023年3月28日に亡くなった音楽家・坂本龍一さんの知的/物質的遺産を共有化するプロジェクト「sakamotocommon」が11月22日に発表された。
主催のsakamotocommon準備委員会(一般社団法人坂本図書)は、本プロジェクトの最大の目的は「坂本龍一の作品アーカイブ、楽器、蔵書など、様々な “遺したもの” を共有化し、次世代のクリエイターのために利活用すること」だと説明。
始動にあたり、クラウドファンディングプラットフォーム「うぶごえ」で支援を募っている。
【画像】故・坂本龍一の演奏を再現するオペラピアノ工事中のGinza Sony Parkでイベントを開催
「sakamotocommon」の初号プロジェクトとして、イベント「sakamotocommon GINZA」が、Ginza Sony Parkで12月16日(月)から25日(水)まで開催。
グランドオープンに向けて工事中のGinza Sony Park(2025年1月にオープン予定)に、坂本龍一さんの作品とアーカイブの一部が展示される。
「sakamotocommon GINZA」には、sakamotocommonのクラウドファンディングに参加した人のみが入場できる。
メディアアーティスト・真鍋大度とのコラボ作品などを展示
会場では、電磁波をセンシングし可視・可聴化するRhizomatiks・真鍋大度さんとのコラボ作品「Sensing Streams GINZA」が展示。
また、坂本龍一さんが採集した7つのフィールドレコーディング素材や最後のアルバム『12』の360 Reality Audio(※ソニーのの立体音響技術)バージョンが立体音響で体験できる。
そして、坂本龍一さんの「Merry Christmas Mr. Lawrence」の演奏データを自動演奏する、本人が所有していたOpera Pianoも設置。
坂本龍一さんが所蔵していた書籍も会場内に置かれ、それらを自由に閲覧することも可能だ。
また、「sakamotocommon GINZA」では開催期間中、トークイベント「『sakamotocommon』構想会議」やワークショップ、東北ユースオーケストラによる演奏会なども実施される。
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