梶裕貴さん、緒方恵美さんといった人気声優らが5月28日、法務省が開催した「肖像、声等の無断利用による民事責任の在り方に関する検討会」第2回に出席した。
本検討会は、生成AIの普及にともない、肖像や声が勝手に使われるトラブルが多発していることを受けて実施されているもの。
パブリシティ権や肖像権に関して、権利侵害の有無や損害賠償の範囲(逸失利益や慰謝料など)といった法解釈上の論点を整理することなどを目的としている。
5月28日に行われた検討会では、声優らへのヒアリングおよび検討が行われた。
【画像】声優有志の提出資料(一部抜粋)声の侵害は「日本の文化競争力や国益に関わる問題」
ヒアリングに出席したのは、協同組合日本俳優連合より佐々木優子さん(常務理事/声優)、株式会社81プロデュースより南沢道義さん(株代表取締役社長) 、声優有志として甲斐田裕子さん、緒方恵美さん、伊瀬茉莉也さん、梶裕貴さん、浪川大輔さん、福山潤さんの計8名。
声優有志提出資料「声優の被害状況と声の保護に必要な対策」より抜粋/画像は法務省より
声優有志は、自らの声が無断で生成AIに学習され拡散されている現状について、日本の文化競争力や国益に関わる問題として抜本的な解決を要請。
個人の権利行使や現行法での対応には限界があるため、まずはプラットフォーマー側が削除要請に迅速に対応できるような制度をつくることが必要だと訴えかけた。
声優有志提出資料「声優の被害状況と声の保護に必要な対策」より抜粋/画像は法務省より
さらに、それでも対処が難しいケースに向けては、諸外国のようにデジタルレプリカ(ディープフェイク)などに主眼を置いた法整備も検討すべきではないかと提言している。
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:13634)
現在、津田健次郎氏も声のパブリシティ権を巡り訴訟中です。
声の権利を保護するべきだという意見があるなかで、生まれつき声質の似た人の営みまで禁止することが妥当なのか?という意見もあります。
原告(津田健次郎)が無断学習を証明することは難しく、事実上、声質の類似性から侵害の有無が判断されるため、生まれつき声質の似た人をどうするのかという問題は避けて通れない。