NHKのゲーム教養番組「ゲームゲノム」で、コーエーテクモゲームスの人気タイトル「信長の野望」シリーズを特集する。
番組には、コーエーテクモホールディングスのCEO・襟川陽一ことゲームクリエイターのシブサワ・コウさんも出演。
同社の会長をつとめる妻・襟川恵子さんや、「信長の野望」シリーズのファンであるポルノグラフィティの新藤晴一さんらと共に、シリーズの歴史を振り返っていく。
番組は、8月13日(火)の22時45分からNHK総合で放送される。
三浦大知がMCをつとめる「ゲームゲノム」
「ゲームゲノム」は、毎回様々なゲームに焦点を当て、名作の魅力を深堀りするNHKのゲーム教養番組。
歌手/ダンサーの三浦大知さんがMCをつとめ、副音声を弟者さん、兄者さん、おついちさんによる実況者グループ・2BRO.が担当している。
これまでには、梅原大吾さんを招いた「ストリートファイター」特集や、小島秀夫さんを招いた『デス・ストランディング』特集が放送されている。
同じ番組の制作スタッフによって、小島秀夫さんがメインパーソナリティをつとめるラジオ特番「ヒデラジ∞」も不定期で放送されている。
40年以上プレイされるコーエーテクモの「信長の野望」シリーズ
今回、「ゲームゲノム」で特集されるゲーム「信長の野望」シリーズは、コーエーテクモゲームスを代表する人気タイトル。
群雄割拠の戦国時代を舞台に、プレイヤーが戦国大名となって、天下統一を目指す歴史シミュレーションゲーム。
シブサワ・コウさんらが制作したPC用『信長の野望』が1983年に発売されて以降、40年以上にわたりプレイされているロングセラーシリーズだ。
富国強兵のための領国経営など、娯楽性と教育性を両立させた内容が高く評価されている。
日本のゲーム業界を牽引するシブサワ・コウ
コーエーテクモゲームスのブランド名にもなっている「シブサワ・コウ」は、襟川陽一さんのペンネーム。
慶應義塾大学を卒業後、染料問屋光栄を設立すると、1981年に本業の傍らゲーム『川中島の合戦』を制作。同作のヒットを受け、ゲーム事業を本格始動させ、現在までゲーム制作を続けている。
クリエイターとしての活動以外に、1989年には日本シミュレーション&ゲーミング学会を発起人として創設。
『川中島の合戦』によって歴史シミュレーションゲームというジャンルを確立したことや、長年の業界への貢献によって、業界でも高い評価を獲得している。
それを受け、2016年には「第22回 AMD Award」功労賞を、2021年には「日本ゲーム大賞」の経済産業大臣賞を受賞した。
また、襟川陽一さんの妻で、コーエーテクモホールディングス会長の襟川恵子さんもゲーム業界では有名な存在。「ゲームゲノム」の予告映像にも登場しており、2人から「信長の野望」誕生の原点が語られそうだ。
数々の名シリーズを手掛けるコーエーテクモゲームス
「信長の野望」シリーズを手掛けるコーエーテクモゲームスは、1978年設立。2010年にテクモを合併し、現在の社名となった。
ゲーム事業においては、「シブサワ・コウ」「ω-Force」「Team NINJA」「ガスト」「ルビーパーティー」「midas」の6ブランドを展開。
「信長の野望」「Winning Post」「真・三國無双」「モンスターファーム」「NINJA GAIDEN」「アトリエ」「アンジェリーク」など、数々の名シリーズを手掛けている。
なお、同社を含むコーエーテクモグループとしては、ゲーム以外にもスロット・パチンコを扱うアミューズメント事業や不動産事業、ベンチャーキャピタル事業などを行っている。
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