山崎貴監督による映画『ゴジラ-1.0』の舞台裏に迫るNHKのドキュメンタリー「新プロジェクトX~挑戦者たち~」が、2月1日(土)19時30分からNHK総合で放送される。
サブタイトルは「ゴジラ、アカデミー賞を喰う 〜VFXに人生をかけた精鋭たち〜」。日本の映画として初めてアカデミー賞の視覚効果賞を受賞し、歴史を変えた『ゴジラ-1.0』のVFX(視覚効果)に着目した。
番組公式サイトでは放送内容を紹介。「ハリウッド大作では1000人が投入されるVFXの現場で、山崎貴監督率いる山崎組は35人」「山崎たちはいかにして快挙を成し遂げたのか? そこには、運命の出会いがあった」と、快挙の裏側が明かされる模様だ。
山崎貴監督が手がけたシリーズ最新作『ゴジラ-1.0』
『ゴジラ-1.0』は、2023年11月3日に公開された映画「ゴジラ」シリーズの最新作。
戦後焦土と化し、復興の只中にある東京にゴジラが襲来。絶望の象徴として君臨するゴジラに対して、戦争帰りの主人公たちが立ち向かう物語だ。
『ALWAYS 三丁目の夕日』や『STAND BY ME ドラえもん』を手がけた山崎貴さんが、監督/脚本/VFXを担当。
主演の神木隆之介さんのほか、浜辺美波さん、山田裕貴さん、青木崇高さん、吉岡秀隆さん、安藤サクラさん、佐々木蔵之介さんらが出演した。
日本映画初の米アカデミー視覚効果賞を受賞 評価されたVFX
『ゴジラ-1.0』でとりわけ高く評価されたのがVFX。戦後の東京をはじめ、様々な場所で暴れるゴジラの威容を圧巻の技術で表現してみせた。
第47回日本アカデミー賞では、最優秀作品賞を含む最多8冠(最優秀美術賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀録音賞、最優秀編集賞、最優秀脚本賞、優秀助演女優賞)を達成。
日本での興行収入は、2024年5月6日までの186日間で75.8億円、観客動員は503万人を突破している。
海外でも第96回アカデミー賞では視覚効果賞をはじめ、数々の賞を受賞した。
山崎貴監督「ゴジラ」新作も続投 ハリウッドデビューへ
このように、アカデミー賞受賞をはじめ『ゴジラ-1.0』は国内外で高く評価された。
山崎貴監督は、次回の映画「ゴジラ」シリーズの新作でも監督をつとめることが決まっている。
加えて、山崎貴監督のハリウッド進出も明らかに。
タイトルは『Grandgear』。自身初となる英語作品で山崎貴監督は脚本とプロデュースも兼任。
「クローバーフィールド」シリーズや、「スターウォーズ」新3部作などでも知られるJ・J・エイブラムスさんもプロデューサーとして参加する。
大ヒット後のこうした動きを見ても、『ゴジラ-1.0』が日本映画の歴史に残る作品となったことは言うまでもない。
NHK「新プロジェクトX~挑戦者たち~」では、世界が認めた『ゴジラ-1.0』のVFXの裏側──ハリウッド大作とは比較にならないほどの少人数でいかに制作したのか──などにスポットが当たりそうだ。
この記事どう思う?
イベント情報
新プロジェクトX~挑戦者たち~「ゴジラ、アカデミー賞を喰う 〜VFXに人生をかけた精鋭たち〜」
- 放送
- 2月1日(土)19時30分
- 再放送
- 2月8日(土)8時15分
関連リンク
0件のコメント