山崎貴監督が手がけ、第96回アカデミー賞では視覚効果賞を受賞した映画『ゴジラ-1.0』。新たなゴジラ映画の名作に名を連ねました。
そんな本作にインスピレーションを受けて高校生が3DCGで制作した、メカゴジラが主役のファンムービー『メカゴジラ|0|(メカゴジラ アブソリュートゼロ)』が話題になっています。
対ゴジラ用兵器としてメカゴジラが開発されたというあらすじが冒頭で簡潔に示され、一転、場面はメカゴジラの収容施設へ。
ゴジラの東京への接近に伴い、メカゴジラを起動、そして発進までを緊迫感を持って描写しています。
3DCGで描かれる将校らしき人物や物々しい雰囲気の司令室、なによりメカゴジラがめちゃくちゃカッコいい!
この映像を制作した高校2年生のTTM81さんに、映像へのこだわりや将来の夢について聞きました。
【画像】TTM81さんがつくりあげた『メカゴジラ|0|』の世界観山崎貴、小島秀夫も反応したファンムービー『メカゴジラ|0|』
──『メカゴジラ|0|』は大きな反響を呼んでいます。制作期間はどれほどなのでしょうか?
TTM81 2024年3月からの約8ヶ月です。
──そして11月に公開されたんですね。山崎貴監督やゲーム『DEATH STRANDING』で知られる小島秀夫さんも言及していました。
TTM81 山崎監督に最初にリポストしていただいたときは飛び上がって喜びました。もしかしたら見つけていただけるのではないか……と密かに期待していたので嬉しかったです。
さらに小島秀夫さんからXをフォローしていただいたのは、映像公開後の反響で一番嬉しかったです。
日本を代表するクリエイターの2人に作品を評価していただけたのは本当にありがたいですし、自信につながりました。
『メカゴジラ|0|』制作でのこだわりと、メカゴジラのデザインへのチャレンジ
──『メカゴジラ|0|』の制作でこだわったところはありますか?
TTM81 こだわりはメカゴジラのデザインです。見た目は『ゴジラ-1.0』のゴジラの造形を意識しながらも、歴代メカゴジラのエッセンスを取り込むのが今回のチャレンジでした。
過去のメカゴジラの膨大な量の参考画像を常に脇に置いてつくっていました。
──インスピレーションを受けたという『ゴジラ-1.0』の本編から特に刺激を受けたシーンはありますか?
TTM81 『ゴジラ-1.0』で刺激を受けたシーンは、海神作戦開始と共にBGMがかかるシーンです。映画館で鳥肌が立ったのを覚えています。
そのシーンへのオマージュとして、僕の映像の中でも同じBGMと共にメカゴジラが前進を開始しているんです。
──なるほど。注目して見てみます。『メカゴジラ|0|』ではメカゴジラが起動し、前進を開始するまでを描いています。ここを映像化されたのはなぜですか?
TTM81 映画『パシフィックリム』冒頭の出撃シーンが大好きで、自分でも同じようなものをつくってみたいと思っていたからです。
ゴジラとの戦いを期待した方もいらっしゃったかもしれませんが、それを制作するとなるとゴジラ、メカゴジラ両方のアニメーションをしなければなりません。
しかも海で戦うならば大規模な水のシミュレーションが必要です。どちらも今の僕には技術が不足しているので、今回は自分が戦える土俵の中で最大限のことをしました。
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