プロがしのぎを削るMリーグやオンラインゲーム『雀魂』の人気もあり、盛り上がりを見せる麻雀。
KAI-YOUでも定期的に麻雀大会が開かれていて、なにやらワイワイ楽しそうに遊んでいます。
しかし、麻雀を楽しむためにはちょっとしたハードルがありますよね。
そう、役を覚えなければならない……!(あと点数計算も)
初心者がつまずく役づくりですが、もし遊びながら楽しく覚えられたら?
そんな願いを叶えてくれるのが、BBコリーさんが制作した麻雀特訓マシン「一丁和了(いっちょうあがり)」です。
今回KAI-YOUは、BBコリーさんに「一丁和了」をつくったきっかけや、今後の展望についてお聞きしました。
妻のために自作した麻雀特訓マシン「一丁和了」
──「一丁和了」のアイデアは、どこから生まれたものなのでしょうか?
BBコリー 奥さんが麻雀アプリをはじめたのですが、役を覚えられず苦戦していたので「楽しく自然に役が覚えられる物があったらいいなぁ」と思ったのがきっかけです。
──音声案内や麻雀牌を押した時の操作音も良い感じで、楽しく役を覚えられそうですね。「一丁和了」は、指定された役をつくり、麻雀の特訓をする用途でつくられたという認識でいいでしょうか?
BBコリー はい、その認識で合っています。ちなみに難易度が3種類あり、難易度1では「指定された役を含む形をつくる」のが課題です。
難易度2では「指定された役と完全一致の形をつくる」となり、難易度3では「指定された役と点数が完全一致」となります。
──麻雀の牌、木箱、基板を組み合わせているように見えます、制作に使用した材料を教えていただけますか?
BBコリー 麻雀牌は本物を中古で購入して使用しています。木箱には百均のものを使用し、制御装置には、「M5Stack」という画面付きマイコンを使用しています。
自作プログラムを組んで制作 イベントでの出展も予定
──プログラミングや電子工作の部分について、仕組みを教えていただけますか?
BBコリー 何の麻雀牌が押されたかの認識は、パソコンのキーボードと同じ「マトリクス入力」という仕組みを使用しています。
また、プログラム内には完成した手牌から役を検索して読み上げるプログラムを、1から自作して組んでおります。
手牌が完成すると、内蔵しているMP3プレイヤーが役名(合成音声)を読み上げ、回答と合っていた場合には回答時間に応じたスコアを加算する仕組みです。
──自作のプログラムまで組まれていたんですね……! そのかいもあってか、Xの投稿がかなり反響を呼んでいます。商品化の要望も見ましたが、商品化や量産化の予定はありますか?
BBコリー 自ら量産することは考えていませんが、例えば麻雀ゲームアプリ内のミニゲームみたいな感じで実装されて欲しいな、とは思っています。
なので、アプリメーカーさんからのお声がけをお待ちしております。
──とのことです、アプリメーカーさん! では最後に、8月4日のイベント「Vket Real 2024 Summer秋葉原」で最速体験ができると告知されていました。その後も展示予定はありますか?
BBコリー はい。今後はメイカーフェアなど、ものづくり系イベントに出展する予定です。
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日夜生み出されるポップな動画たちを短く紹介する人気連載。 ソーシャルメディアやまとめブログ、バイラルメディアなど、 動画系コンテンツへの注目は常に集まっていますが、 KAI-YOUでは「POP」を軸に、話題の動画を紹介していきます。
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