英語圏のインディーゲームが日本で売れない理由は、販売元や開発者がXを運用してないからかも──そんな投稿がSNSで話題となっています。
投稿を行ったのは、北欧のスウェーデンで生まれたインディーゲームのマーケティング専門会社・Neon Noroshi。
北欧のPR会社が改めて注目する、英語圏と日本語圏とのSNS文化の違いとはどこにあるのでしょうか。
日本語圏のXは、欧米での大規模イベントに相当する広報力
北欧発のゲーム作品を日本人向けに宣伝する会社としてスタートしたNeon Noroshi。
近年では、酒場のマスターになって冒険者を送り出すゲーム『タヴァントーク(Tavern Talk)』などの広報を担当しています。
彼らは活動を続ける中で、X上で効果的な告知ができると(Steamの)ウィッシュリスト登録数が1,000~2,000件も増えることに気づいたと言います。
なお、欧米では大規模なオンラインイベントへ出展することで、1,000件程度のウィッシュリスト増加に繋がるとのこと。
数字だけで見ると、日本語圏においてXを利用したゲームの広報活動が、いかに効果的なのかがわかります。
日本語圏と英語圏のSNS文化の違いが障壁に
アメリカ発のSNSであるX。日本での利用者数や知名度は凄まじいものがありますが、実は欧米ではredditやInstagram、Facebook、TikTokの利用が主流です。
さらに2022年10月のイーロン・マスクさんによる買収や、2023年7月にTwitterからXに名称変更されてからは、日常的な利用がさらに減ったともNeon Noroshiは説明しています。
結果、Xに力を入れない欧米の開発者と、日本のXが大好きなゲーマーが相互にコミュニケーションを取ることが難しい状況に。
Neon Noroshiでは、そうした英語圏のインディーゲーム開発者の悩みを解決すべく、PR活動を行っていると綴っています。
今日もXを賑わす、ゲームに関するニュースや投稿
たしかにXを開けば、日本語圏ではゲームの話題を見かけない日はありません(もちろんゲームを愛好する筆者にパーソナライズされている点も否めません)。
ゲーム公式アカウントや大手ゲームメディアの投稿だけでなく、個人のゲーマーが録画したゲームの一場面、そして二次創作まで、様々な投稿が1,000以上のリポストを集めることも日常的です。Xとゲームファンの相性の良さは、今や当たり前に知られる事実といえるでしょう。
本日、7月19日は日本最大級のインディーゲームのイベント「BitSummit Drift」が京都で開幕。
国外のクリエイターによるゲーム作品も数多く出展するイベントです。
Xはもちろん、redditやInstagram、そしてTikTokもチェックしてみると、新しいゲームとの出会いが待っているかもしれません。
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