ホロライブとメタバースの未来像 カバー社CEO谷郷元昭がファンの質問に回答

「第二弾!YAGOOに聞くホロライブとメタバースのこれから【獅白ぼたん/ホロライブ】」

バーチャルYouTuber事務所・ホロライブに所属する獅白ぼたんさんが、「ホロライブとメタバースのこれから」と題した配信を実施。

同期の尾丸ポルカさんと、ホロライブを運営するカバー社のCEOをつとめるYAGOOこと谷郷元昭さんも参加し、カバー社のこれまでのメタバース施策を振り返りつつ、視聴者からの質問に回答した。

ホロライブが推進する異世界創造プロジェクト「ホロライブ・オルタナティブ」

カバー社は現在、ホロライブのVTuberたちの異世界での姿を描く物語や、メタバースサービス「ホロアース」を含む異世界創造プロジェクト「ホロライブ・オルタナティブ」を推進中。

配信内では、12月に行われた、森カリオペさんとAZKiさんによる、ホロアース内で行われたライブ「プロトライブ」や「ホロアース」内の建築機能など、これまでに公開された機能などの内容が振り返られている。
AZKとMori Calliopeによるプロトライブ
今回の配信は、2022年1月に行われた同内容の配信の第2弾。なお、第1弾の配信では、配信内での回答は谷郷さんの個人的な見解であり、カバー社公式のものではないことが説明されている。

長期的にはユーザーがアイテムを販売できる可能性も、YAGOOが語る構想

事前に行われた視聴者へのアンケートでは、618件もの質問が集まった。

視聴者から寄せられた「(サンドボックスタイプの)ゲーム機能はいつリリースされるのか?」「事前に体験する機会はあるか?」という質問に対し、谷郷さんは「そう遠くない未来に触っていただくような機会をつくれればいいなと思っています」と回答。

現在VTuberたちが配信でプレイしているものは、フィールドなどもまだ仮のものであるとしている。
「ホロアース」のコンセプトムービー第1弾
また、「ホロアースの利用に料金はかかるか?」という質問に対しては、「基本的には無料で考えていて、有料コンテンツの販売も検討しています」と回答。現実で発売されるのと同じデザインのグッズを、アバター用のアイテムとして発売する可能性にも言及している。

さらに、「ホロアースにユーザーが介入できる要素はあるか?」という質問への回答で、「長期的な話にはなりますが、ユーザーさんが自分でデザインした家具や洋服を販売していくUGC(User Generated Contents)的な要素も、アイデアとしては話しています」とコメント。

「まずはゲームをたくさんのお客さんにプレイしていただく」という前段を達成してからの話だとしつつ、ユーザーとVTuberたちの新たな形の交流に前向きな姿勢を見せた。

リスナーキャラクターでライブが鑑賞できるかも?

また、ライブ体験についても様々な改善を検討しているとのことで、「プロトライブ」では視聴者たちは三角錐型のアバターを使ってライブを視聴していたが、ライブ視聴用のアバターとして、各VTuberのリスナーキャラクターなどを実装する構想を明かした。

その他の新機能として、ゲームモードでのアバタークリエイト画面や、キャラクターのステータス画面が公開。さらに、フォトモードが実装予定であることも明かされた。

VTuber界トップのチャンネル登録者数を誇るがうる・ぐらさんをはじめ、多くの人気タレントが集まるホロライブ。同グループが独自のメタバースサービスをリリースした暁には、メタバース・VTuber双方の業界に大きなインパクトを与えるだろう。カバー社がどのような未来を開拓していくのか、今後も続報を追いかけていきたい。
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