懐の広い地元の鉄道で即売会を
今回のイベントについて、サークル・進電舎のはるつばめさんに、開催の経緯などをうかがった。──「天浜線さくらトレイン」の開催を思いついたのはいつ頃、どのような理由からでしょうか?
はるつばめ もともと2022年7月頃に貸切列車の運転を計画して、予約までしていました。
予約した当初は普通のオフ会のような形で開催する予定だったのですが、将来的に同人誌即売会を自分で主催したいと思っていたこともあり、それなら貸切列車で即売会をやってみてはどうだろうかと思って動き出しました。
2022年の11月頃に実際に許可をいただくことができ、詳細な企画を考えていきました。
列車内での即売会としては、「東方Project」の同人誌即売会「東方遠州祭」(外部リンク)が定期的に天浜線で行われており、ここからインスピレーションを得ています。
──イベントの舞台として、天浜線を利用する理由を教えてください。
はるつばめ 一番大きな理由は、天浜線が私の地元だからです。
鉄道会社の中には、貸切列車の運転すらOKが出ない会社も数多くあると聞いていますが、天浜線を運営する天竜浜名湖鉄道はかなり懐が広い会社だと思っています。
この同人誌即売会のほかに、定期的にバーチャルYouTuberとコラボしていたり、2月には車内でプロレス大会が開催されるようです(外部リンク)。
こういった他社ではなかなか許可が下りないような企画でも、許可をいただけるというのも非常に大きいです。
──「天浜線さくらトレイン」のポイント、参加を検討されている方に打ち出す見どころとしては、どのような点がありますか?
はるつばめ 一番のポイントは運転する時期です。静岡県の桜の平均満開日である「4月2日」に運転するので、恐らく車窓からは満開の桜が楽しめるはずです。
天浜線の駅には桜が咲いている駅が多くありまして、その中でも特に桜が綺麗な4つの駅に特別に停車するので、車内からお花見も楽しめます。
さらに天浜線には数多くの文化財があり、特に天竜二俣駅の転車台は全国的にも珍しい現役の転車台。今回は列車に乗ったままこの転車台に乗って回るという、これも天浜線ならではのイベントが楽しめます。
──最後に、サークル・一般問わず、参加を検討している人に一言いただけないでしょうか?
はるつばめ 同人誌即売会は数多く開催されていますが、走る列車内での同人誌即売会というのは本当に珍しいと思います。
さらに、同人誌即売会のみならずお花見も楽しめますし、全国的に珍しい転車台をはじめとする文化財を巡るツアーもあります。まさしくこのイベントでしか経験できない体験ができるかと思います。ぜひこの機会にいかがでしょうか?
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イベント情報
走る同人誌即売会 in 天浜線さくらトレイン
- 開催日
- 2023年4月2日(日)
- 集合場所
- 新所原駅
- 集合時間
- 10時30分(予定)
- 解散時間
- 16時30分頃(予定)
- 開催時間
- 往復2時間40分程度
- 運転区間
- 新所原〜天竜二俣往復
- 募集期間
- 1月1日〜2月28日
- 料金
- ロングシート(2人まで)9000円
- ボックスシート(3人まで)12000円
- 駅弁付きプラン:+1200円/人
- 募集ジャンル
- 鉄道・交通系など
- 使用車両
- TH2100系 2両編成
- TH2101+TH2102(予定)
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