花見をしながら、鉄道車両で同人誌即売会 主催が語る「ここでしかできない体験」

花見をしながら、鉄道車両で同人誌即売会 主催が語る「ここでしかできない体験」
花見をしながら、鉄道車両で同人誌即売会 主催が語る「ここでしかできない体験」

「天浜線さくらトレイン」/画像・写真はすべてはるつばめさん提供

毎年夏・冬に開催されるコミックマーケットを筆頭に、日本の創作文化における重要な場である同人即売会

昨今では、オンライン上にゲームのようなイベント専用空間を用意する即売会用サービス「pictSQUARE」が登場するなど、その形態は多様化している。

貨物列車を中心に鉄道などの同人誌を手がけるサークル・進電舎は、静岡県を走る鉄道・天浜線を貸し切るイベント「天浜線さくらトレイン」を4月2日(日)に開催。

イベントでは、団体貸切列車の運転とヘッドマークの制作・取り付けに加え、運行する車両内で同人誌即売会も実施される。イベントを企画した進電舎の主宰・はるつばめさんに話を聞いた。

重要文化財も擁する静岡県の鉄道・天浜線

画像はイメージ

天浜線こと天竜浜名湖線は、静岡県の掛川駅から浜松市天竜区の天竜二俣駅を経て新所原駅までを運行する鉄道路線。天竜浜名湖鉄道が運営している。

4月2日開催の「天浜線さくらトレイン」で実施される即売会では、2両編成の貸切列車が運転される。

天浜線が走っているのは、4月には桜が咲き乱れる地域。当日は実際に、桜のきれいな4駅に短時間停車が予定されており、開花時期によってはお花見が楽しめそうだ。

また、天竜二俣駅では列車の方向転換を行う転車台を見学するツアーも貸し切りで実施。天竜二俣駅の転車台は国鉄時代から使われているもので、重要文化財に指定されている。

「天浜線」の転車台

ツアーでは、列車に乗ったまま洗車機をくぐり、さらにそのまま転車台の上を回転。また近くにある歴史資料館も見学でき、天浜線の歴史を知ることができる。

イベントでは、オリジナルのヘッドマーク(先頭車両に着けられる、その列車の愛称やロゴがあしらわれたマーク)の制作・掲出も予定。制作されたヘッドマークは、3月25日(土)から4月9日(日)にかけて一般車両にも取り付けられる予定だ。

浜名湖産のウナギ入り駅弁も用意されている即売会

「天浜線さくらトレイン」での車両内の配置

「天浜線さくらトレイン」における即売会では、当日運行される2車両のうち、先頭車両をサークルスペース、もう一方を自由席として使用。

頒布物は鉄道やバス、飛行機、自動車、カメラなどに関する本が募集されており、それ以外は要相談だ。

内容が上記のものであれば、鉄道関係の擬人化や二次元キャラクターの本も頒布可能。一次創作に限っては、グッズの頒布も行える。ただし、貸し切りとはいえ車両は公共の場となるため、R-18作品などは頒布不可なので注意しよう。

天浜線のボックスシート

サークルスペースは、座席のうちロングシートが1サークル9000円。ボックスシートが1サークル11000円。別途1200円を支払うことで、浜名湖産のウナギを使った駅弁「鰻どんこ弁当」が昼食についてくる。

サークル申し込み期間は2月28日まで。なお、サークル参加だけでなく、一般参加者の募集も受け付けているので、詳細は「天浜線さくらトレイン」のWebサイトを確認しよう(外部リンク)。

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