プロゲーマーのCeros(セロス)さんが選手を引退。今後はコーチングスタッフとしてチームに携わっていくことを発表した。
Cerosさんは、プロゲーミングチーム・DetonatioN Gamingの『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)部門・DetonatioN FocusMe(DFM)に所属するプロゲーマー。引退の発表は、DetonatioN Gaming公式YouTubeチャンネルにアップされた動画で行われた。
Cerosさんは動画で引退の判断に至った経緯や本心を吐露。来季の「LJL 2022 Spring」から選手登録を行わないことを明かし、9年に及ぶキャリアに幕を下ろした。
また今後は所属チームのコーチとしての活動だけでなく、今まで応援してくれたゲームコミュニティへの恩返しをしていきたいと語ったCerosさん。
先日より『LoL』の講座動画を投稿する個人YouTubeチャンネル「Ceros Official」を開設しており、すでに『LoL』コミュニティのさらなる発展に努めている。競技シーンで今一番熱いチャンピオン【Ceros解説コーキ編】
これまでに7度の国内制覇を果たし、国内大会MVP獲得、オールスターには3度選出されるなど、日本『LoL』界屈指の実績を誇り、ほかの数々のゲームでもトップに輝いた経歴を持つ。
そんな彼の輝かしいプロゲーマー人生と、“皇帝”と称された日々を振り返る。
現在はストリーマーとして活躍するStylishNoobさんやSPYGEAさん、大会の実況でおなじみの岸大河(StanSmith)さんらとしのぎを削った。
並々ならぬゲームセンスを持つCerosさんが、次の活躍の場として選んだゲームが『LoL』。
2013年頃、以降9年間同じチームで戦うこととなるYutaponさんらと共にチーム「Focus Me」を結成。
同年より、ゲーミングチーム・DetonatioN(現在のDetonatioN Gaming)に所属し、「DetonatioN FocusMe」として活動をスタートした。LJ LEAGUE 出場チームインタビュー DetonatioN FM Ceros選手
2014年より開催された「LJL」も初シーズンから出場。2014年シーズンの王者を決する「LJL 2014 Grand Finals」では、見事チームを優勝に導いた。
2015年にはDetonatioNがプロゲーミングチーム化し、Cerosさんはプロゲーマーとして活動を開始。続く2015年シーズンも優勝を果たし、世界大会予選出場を果たす。CerosさんがIWCT 2015で見せたスーパープレイ(動画は0:46~)
世界大会予選「IWCT 2015」の対トルコ代表戦にて、Cerosさんは自身の担当するロールで当時あまり主流ではなかった「チャンピオン(プレイアブルキャラクター)」を選択。
試合後半、Cerosさんは衝撃的な「ペンタキル(相手チーム全員を倒すスーパープレイ)」を見せる。試合に敗れはしたものの、特徴的なプレイスタイルと圧巻のスキルで、世界にその名を轟かせた。
チームは順風満帆に見えたが、続く2016年、2017年シーズンは一転、苦戦を強いられることに。この2シーズンのDFMは国内優勝を果たせず、世界大会出場を2年連続で逃す結果となった。
そんな中、Cerosさんは沸かせるプレイの数々と端正なビジュアルを活かし、スポンサーを背負うチームの広告塔、ひいてはe-Sports界を象徴するプロゲーマーとして地位を確立。
いつしか皇帝の呼び名は、Cerosさんのプロゲーマーとしての立ち振舞いと実力を指し示す異名として使われるようになった。Worlds 2018 日本チーム史上初めてPlay-In Group Stageを突破した瞬間(動画は30:43~)
そして迎えた2018年シーズン、ついに念願の国内大会優勝を果たし、チームは3年ぶりの世界大会出場の切符を手に入れる。
Cerosさんを擁するDFMは、2018年シーズンの世界王者を決める「Worlds 2018」に出場。各国のチームがCeros封じを講じる中、多彩なチャンピオンを操るCerosさん。アメリカの強豪・Cloud9にあと一歩、というところまで迫る怒涛の活躍を見せた。
その後、ブラジル代表・KaBuM-eSportsとのタイブレークを制し、DFMは日本チームで初めて1次予選であるPlay-Inのグループステージを突破する。惜しくも本戦出場は叶わなかったものの、日本チームとして最高到達点であるTOP20入りを果たした。Worlds 2019 敵の攻撃を避けまくるCerosさん(動画は2:36~)
Worlds 2019 敵の捌き方がとんでもないCerosさん(動画は2:15~)
Worlds 2019 DFMがLEC代表Splyceに勝利する瞬間(動画は40:12~)
続く2019シーズンも国内連覇を果たし、「Worlds 2019」に出場。メジャーリージョンであるヨーロッパ地域代表・Splyceに勝利する大立ち回りを演じた。
その後もリザーブ選手として登録される2021年シーズンまで、DFMの中心選手として「LJL」に出場。リザーブ選手としてチームを支えた2021年シーズンは、念願のWorlds本戦出場を決め、日本チーム初のベスト16入りを果たした。 名実共に日本e-Sports界の皇帝として、DFMとともに世界へ挑戦し続けたCerosさんの功績は、我々の胸に煌々と輝き続けている。
今後はe-Sportsを黎明期から盛り上げた立役者として、さらにコーチへと転向する元プロゲーマーのモデルケースとして、さらなる活躍が期待される。Yutapon/Ceros - ワニの脱走を放置する飼育員にセロスご立腹。【LoL/DFM/リーグオブレジェンド/League of Legends】
Yutapon/Ceros - ゆたせろバニーマン部発足...! 案の定とんでもないプレイを連発ww【DFM/スーパーバニーマン】
余談だが、近年はYutaponさんとのランクマッチ配信が好評を博し、DetonatioN Gaming公式YouTubeチャンネルでは「ゆたせろ」シリーズとして切り抜き動画が上がっている。
楽しそうに『LoL』や別ゲーをプレイする皇帝の姿が見られるため、こちらも要チェックだ。
Cerosさんは、プロゲーミングチーム・DetonatioN Gamingの『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)部門・DetonatioN FocusMe(DFM)に所属するプロゲーマー。引退の発表は、DetonatioN Gaming公式YouTubeチャンネルにアップされた動画で行われた。
Cerosさんは動画で引退の判断に至った経緯や本心を吐露。来季の「LJL 2022 Spring」から選手登録を行わないことを明かし、9年に及ぶキャリアに幕を下ろした。
また今後は所属チームのコーチとしての活動だけでなく、今まで応援してくれたゲームコミュニティへの恩返しをしていきたいと語ったCerosさん。
先日より『LoL』の講座動画を投稿する個人YouTubeチャンネル「Ceros Official」を開設しており、すでに『LoL』コミュニティのさらなる発展に努めている。
日本e-Sports界の皇帝・Ceros
Cerosさんは、『LoL』の日本国内リーグである「League of Legends Japan League」(LJL)に黎明期から参加するプロゲーマー。1993年生まれの28歳で、DFMに所属してからの9年間現役を貫いてきた。これまでに7度の国内制覇を果たし、国内大会MVP獲得、オールスターには3度選出されるなど、日本『LoL』界屈指の実績を誇り、ほかの数々のゲームでもトップに輝いた経歴を持つ。
そんな彼の輝かしいプロゲーマー人生と、“皇帝”と称された日々を振り返る。
StylishNoob、SPYGEA、StanSmithらとしのぎを削る
2010年、CerosさんはオンラインTPSゲーム『鉄鬼』にて頭角を表し、公式大会では見事優勝。その後はオンラインFPSゲーム『スペシャルフォース2』へ移行し、国内トップチーム「LIA-BLUFF」に所属。現在はストリーマーとして活躍するStylishNoobさんやSPYGEAさん、大会の実況でおなじみの岸大河(StanSmith)さんらとしのぎを削った。
並々ならぬゲームセンスを持つCerosさんが、次の活躍の場として選んだゲームが『LoL』。
2013年頃、以降9年間同じチームで戦うこととなるYutaponさんらと共にチーム「Focus Me」を結成。
同年より、ゲーミングチーム・DetonatioN(現在のDetonatioN Gaming)に所属し、「DetonatioN FocusMe」として活動をスタートした。
世界へ飛び出した『LoL』での活躍
2015年にはDetonatioNがプロゲーミングチーム化し、Cerosさんはプロゲーマーとして活動を開始。続く2015年シーズンも優勝を果たし、世界大会予選出場を果たす。
試合後半、Cerosさんは衝撃的な「ペンタキル(相手チーム全員を倒すスーパープレイ)」を見せる。試合に敗れはしたものの、特徴的なプレイスタイルと圧巻のスキルで、世界にその名を轟かせた。
チームは順風満帆に見えたが、続く2016年、2017年シーズンは一転、苦戦を強いられることに。この2シーズンのDFMは国内優勝を果たせず、世界大会出場を2年連続で逃す結果となった。
Cerosが皇帝と呼ばれるようになった理由
ファンがCerosさんを“皇帝”と呼びはじめたのも丁度この頃だ。Cerosさんの自由なプレイスタイルと配信中の堅物さを皇帝に例えてからかったコピペをきっかけに、最初は広まっていった。そんな中、Cerosさんは沸かせるプレイの数々と端正なビジュアルを活かし、スポンサーを背負うチームの広告塔、ひいてはe-Sports界を象徴するプロゲーマーとして地位を確立。
いつしか皇帝の呼び名は、Cerosさんのプロゲーマーとしての立ち振舞いと実力を指し示す異名として使われるようになった。
再び世界で戦ったキャリア後半の躍進
Cerosさんを擁するDFMは、2018年シーズンの世界王者を決める「Worlds 2018」に出場。各国のチームがCeros封じを講じる中、多彩なチャンピオンを操るCerosさん。アメリカの強豪・Cloud9にあと一歩、というところまで迫る怒涛の活躍を見せた。
その後、ブラジル代表・KaBuM-eSportsとのタイブレークを制し、DFMは日本チームで初めて1次予選であるPlay-Inのグループステージを突破する。惜しくも本戦出場は叶わなかったものの、日本チームとして最高到達点であるTOP20入りを果たした。
その後もリザーブ選手として登録される2021年シーズンまで、DFMの中心選手として「LJL」に出場。リザーブ選手としてチームを支えた2021年シーズンは、念願のWorlds本戦出場を決め、日本チーム初のベスト16入りを果たした。 名実共に日本e-Sports界の皇帝として、DFMとともに世界へ挑戦し続けたCerosさんの功績は、我々の胸に煌々と輝き続けている。
今後はe-Sportsを黎明期から盛り上げた立役者として、さらにコーチへと転向する元プロゲーマーのモデルケースとして、さらなる活躍が期待される。
余談「楽しそうにゲームで遊ぶ皇帝」
楽しそうに『LoL』や別ゲーをプレイする皇帝の姿が見られるため、こちらも要チェックだ。
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