それを記念して日米でイベントが開催され、その配信が盛大にお祝いされた。
日本では、記念イベント「ARCANE DAY(アーケイン・デイ)」がベルサール秋葉原で同日開催された。
会場では、抽選に当たった100名限定で『Arcane』第一話の試写会とトークイベントが行われた。『LoL』のプレイヤーである筆者も参加してきた。
『LoL』プレイ歴7年目に突入した筆者
『Arcane』に懐疑的だった視聴前
『Arcane』は、これまでほとんど掘り下げられることのなかったそのルーンテラと『LoL』に繋がる前日譚を描くアニメ作品である。
作中では、ゲームでお馴染みの「ジンクス」と「ヴァイ」という2人のプレイアブルキャラの過去を中心に、彼女らが暮らす地域「ピルトーヴァー」と「ゾウン」で巻き起こった出来事について描かれる。
筆者は2014年から『LoL』をプレイしている。「ルーンテラ」での生活も7年目だ。登場するチャンピオン(プレイアブルキャラのこと)の名称とスキルの効果は、完璧に頭に入っている(はず)。
しかしながら、チャンピオンごとの背景ストーリーは深く読んだことがなかった。せいぜい、青い禿頭の冴えないメイジが主人公だ、という認識くらい。
『LoL』の主人公「ライズ」。今後『Arcane』での登場もあり得るかも
世界的な人気を誇る『LoL』といえば、高い競技性と競技人口の多さ、そして時間を根こそぎ奪う中毒性がその魅力の一つ。
対戦相手をいかに出し抜くかという点に駆け引きの重点を置かれていて、7年飽きずに遊び続けている筆者にとっても、ストーリーは二の次だった。
そんな中でのアニメ作品『Arcane』の発表。発表を耳にした筆者の第一印象を正直に述べると、「またか……」という期待感のない感想だった。
確かに、Riot Gamesの『LoL』アニメ化に対する情熱が凄まじいことは重々承知だ。Riot Gamesは度々『LoL』のシネマティックトレーラーを発表しているし、新チャンピオンのティザー映像はプレイを触発させられるほどクオリティが高い。
何より私たちプレイヤーは、『LoL』のランク上げに必死なのだ。筆者の観測範囲では、「面白いが『LoL』のプレイ体験には勝らない」という感想が大半だった。
だから、今回の『Arcane』も過去の例に漏れず、ゲームの世界観を補助する映像作品の類であると思ったのだ。そういう意味で「またか……」と感じた。
この早計な判断は、『Arcane』上映と同時に、見事に打ち砕かれることとなる。
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