個人勢VTuber・星見まどかさんが、国立天文台 野辺山宇宙電波観測所(以下、国立天文台野辺山)による巡回展「野辺山天文台展」の企画制作に携わっていることが明らかとなった。
「野辺山天文台展」は、国立天文台野辺山が作成した企画・作成したデータ・展示物を貸し出し、全国の各学校や科学館などで公開するというもの。
7月5日時点で、約20ヶ所で開催されることが決まっている(一般非公開も含む)。
『名探偵コナン 隻眼の残像』の舞台として話題の国立天文台野辺山
国立天文台野辺山は、長野県に所在する電波望遠鏡を用いて天体観測をしている天文台だ。
野辺山天文台の名物「45m電波望遠鏡」©国立天文台/画像は国立天文台野辺山の公式サイトより
2025年4月に公開された映画『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』の舞台にもなっていることもあり、日本経済新聞の報道によると2025年5月の来場者は約2万5000人を突破(外部リンク)。
前年同月比6.2倍と、多くのファンがこの地に聖地巡礼をしに訪れている状況にある。
こうした注目の集まりから、「野辺山天文台展」の発表に際し、天文台も「野辺山天文台がかつてない注目を集めています」と自らを紹介している(外部リンク)。
足が伸びにくい人に向けて巡回展「野辺山天文台展」開催
実は筆者も、何度か野辺山には訪れたことがある。
2月にも訪問したばかりなのだが、行くのにかなり労力を要した。最寄り駅のJR小海線野辺山駅から国立天文台野辺山までは、徒歩40分以上かかる(※)からだ。
(※)なお、『名探偵コナン 隻眼の残像』の公開に合わせて、9月30日(火)まで、最寄り駅からシャトルバスが運行されている。
映画公開前に筆者が来訪した際の野辺山地域周辺から望んだ山々。(筆者撮影)
いくら都市部からの人工電波が届きにくく、観測に適している立地とはいえ、観光するには少し躊躇いを感じてしまう人もいるかもしれない。
今回の「野辺山天文台展」では、そうした中々野辺山まで足を伸ばしにくいという人に向けて「まるで現地を巡礼したかのような体験ができる」ことを目指しているという。
「野辺山天文台ってどんなところ?」や「野辺山天文台丸わかりマップ」など様々なパネルを使って天文台を紹介。星見まどかさんも特別客員研究員として展示物の中に登場する予定だ。
現在、国立天文台野辺山は、今回の「野辺山天文台展」の開催地を随時募集している。

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