ロケット工学アイドルVTuberの宇推くりあさんが10月13日、内閣府主催の宇宙開発の利用事例を表彰する「第6回宇宙開発利用大賞」のPRキャラクターに就任した。
同日、高市内閣府特命担当大臣が内閣府で実施した記者会見で明らかになった。宇推くりあさんによる記者会見の生配信
会見では「募集を広く周知するため、VTuberの宇推くりあさんとタイアップして、PRキャラクターとして内閣府のポスターで使用をいたします」と紹介し、ポスターを公開。
宇推くりあさんも会見を現地から生中継。YouTubeでその様子を生配信した。
自身のYouTubeチャンネルでは、ロケット打ち上げの同時視聴会やロケットの解説を行うほか、月刊天文雑誌『星ナビ』(アストロアーツ)に複数回寄稿している。堀江貴文さんとの対談配信
5月には、宇宙の民間開発にも携わる実業家のホリエモンこと堀江貴文さんと対談。
生配信で宇宙トークを展開するなど、宇宙やロケットにその高い専門性を活かした活動が際立っている。「H3ロケット試験機1号機」打ち上げ中継
宇推くりあさんの名前が多くの人に知られるきっかけとなったのが、3月に行ったJAXAの「H3ロケット試験機1号機」の打ち上げ中継・解説。
「H3ロケット試験機1号機」の応援サポーターでもある彼女の詳しすぎる解説は、VTuberファン以外からも大きな注目を集めた(打ち上げは中止となった)。「提供:ロケットVTuber宇推くりあ」が表示されたニュース
さらに7月14日にJAXAが実施し、火災事故となった「イプシロンSロケット第2段モータ地上燃焼試験」では、偶然にも現地から中継。
各メディアに映像を提供したことで、日本テレビなど民放テレビ局では映像提供者として「提供:ロケットVTuber宇推くりあ」のテロップが載る珍事に。
現地で撮影していた一人として、当時の状況について取材に答えている。まさに宇宙業界からも注目度の高いVTuberと言えるだろう。
第6回の募集期間は2023年10月13日(金)から11月17日(金)まで。受賞者には内閣総理大臣賞をはじめ、12の賞が授与される。
直近では、9月ににじさんじ所属の壱百満天原サロメさんが総務省とコラボ。SNSの中傷対策を呼びかけ、X(旧Twitter)やYouTubeでの広報活動に寄与した。SNS誹謗中傷対策 壱百満天原サロメのお悩み相談
ほかにも、ソニーミュージック運営のVEEに所属する北白川かかぽさんは、文部科学省の学習資料の解説動画に、制作協力・出演(外部リンク)。
学術系VTuberユニット「まなぶい」と株式会社うちゅうは、経済産業省「未来の教室」が運営するオンライン図書館・STEAMライブラリーに、両者が作成した資料が収録。各省庁で、広報や教育活動へのVTuber起用が始まっている。
また地方自治体では、茨城県公式VTuberの茨ひよりさんを筆頭に、その土地の魅力を発信する各自治体公式/公認の「ご当地VTuber」も増加傾向だ。
こうした動向はVTuberの認知度が向上したこと、VTuberのファン層が20代から30代に多いことから、若年層への訴求力向上を見込んで起用しているとみられる。
同日、高市内閣府特命担当大臣が内閣府で実施した記者会見で明らかになった。
宇推くりあさんも会見を現地から生中継。YouTubeでその様子を生配信した。
宇宙に詳しいVTuber「宇推くりあ」とは?
宇推(うすい)くりあさんは、宇宙や宇宙工学について専門的な知識を有する“ロケット工学アイドルVTuber”だ。自身のYouTubeチャンネルでは、ロケット打ち上げの同時視聴会やロケットの解説を行うほか、月刊天文雑誌『星ナビ』(アストロアーツ)に複数回寄稿している。
生配信で宇宙トークを展開するなど、宇宙やロケットにその高い専門性を活かした活動が際立っている。
現地から中継した映像をニュースに提供
「H3ロケット試験機1号機」の応援サポーターでもある彼女の詳しすぎる解説は、VTuberファン以外からも大きな注目を集めた(打ち上げは中止となった)。
各メディアに映像を提供したことで、日本テレビなど民放テレビ局では映像提供者として「提供:ロケットVTuber宇推くりあ」のテロップが載る珍事に。
現地で撮影していた一人として、当時の状況について取材に答えている。まさに宇宙業界からも注目度の高いVTuberと言えるだろう。
宇推くりあが抜擢された「宇宙開発利用大賞」とは?
「宇宙開発利用大賞」は、宇宙開発利用の推進に貢献した個人・団体に与えられる賞。宇宙開発利用に対する国民の認識と理解の醸成に寄与することを目的に、内閣府が主催している。「第6回宇宙開発利用大賞」の募集を11月17日(金)まで行っています!
— 内閣府 (@cao_japan) October 13, 2023
宇宙への挑戦者。あなたの推しは、ありますか?
詳細はこちら⇒https://t.co/ClDk9KsxWd#宇宙開発利用大賞 #推し pic.twitter.com/1lAN36VFYO
第6回の募集期間は2023年10月13日(金)から11月17日(金)まで。受賞者には内閣総理大臣賞をはじめ、12の賞が授与される。
過去には、宇宙でソーラーパネルを自律ロボットで組み立てる人類初の試み(外部リンク)や、日本初の民間企業単独で開発したロケットが宇宙空間に達した事例(外部リンク)など、様々な宇宙開発に関する試みが受賞している。🌟第6回 内閣府 #宇宙開発利用大賞🌟
— 宇推くりあ🚀❤️🔥ロケットアイドルVTuber (@clearusui) October 13, 2023
特設ページはこちら!https://t.co/FI6FPC5vsN
そしてこちらは募集PRポスターです!
ポスターのページから自由にダウンロードができるよ🌟
よく見るとキャッチフレーズに「宇」「推」の文字が...✨✨
印刷して職場にはっちゃって💖😉… pic.twitter.com/5KVQwCpD5s
政府や官公庁がVTuberを続々採用
宇推くりあさんをPRキャラクターに抜擢した内閣府をはじめ、政府が取り組みにVTuberを起用する事例は近年増加傾向にある。直近では、9月ににじさんじ所属の壱百満天原サロメさんが総務省とコラボ。SNSの中傷対策を呼びかけ、X(旧Twitter)やYouTubeでの広報活動に寄与した。
学術系VTuberユニット「まなぶい」と株式会社うちゅうは、経済産業省「未来の教室」が運営するオンライン図書館・STEAMライブラリーに、両者が作成した資料が収録。各省庁で、広報や教育活動へのVTuber起用が始まっている。
また地方自治体では、茨城県公式VTuberの茨ひよりさんを筆頭に、その土地の魅力を発信する各自治体公式/公認の「ご当地VTuber」も増加傾向だ。
こうした動向はVTuberの認知度が向上したこと、VTuberのファン層が20代から30代に多いことから、若年層への訴求力向上を見込んで起用しているとみられる。
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