宇宙と地球の境目を捉えたこの画像。
空気の層が薄く地球を覆っているのが手に取るようにわかる、何とも神秘的な光景です。
しかしながら、カメラの前に立つアクリルスタンド、一体どなたなのでしょうか? ボケてしまっているようですが、もしかして研究者の趣味?
いいえ、違います。
このアクリルスタンドは、プロジェクトを企画したVTuber・星見まどかさんのもの。個人勢としてクラウドファンディング企画を実施し、成層圏から見た地球の見事な映像を届けてくれました。
惑星科学者を名乗る個人勢VTuber星見まどか
星見まどかさんは個人で活動するVTuber。自己紹介の動画では、自身について「惑星科学を研究している科学者である」と説明しています。
VTuberとしては2021年9月にデビュー。チャンネル登録者数は1.86万人。普段は宇宙ニュースの解説や星空情報、宇宙とエンタメをかけ合わせたコンテンツを投稿するなど、その魅力を発信しています。
アクスタを成層圏まで飛ばして“宇宙の入口”に到達
そんな星見まどかさんは、2024年9月19日からクラウドファンディングを実施。
成層圏で自身のアクリルスタンドを撮影し、宇宙の魅力を多くの人に届けることを目的としたクラファンは、10月31日までの間に、目標金額50万円の326%となる163万4000円を集めました(外部リンク)。
成層圏とは、地上から約10kmから50kmの辺りに広がる空気の層。雲や降水などの天気現象が起こる対流圏の上にあり、星見まどかさんによれば「宇宙の入口」とも言われているそうです。
高度20km以上から見た地球を撮影、無事回収
打ち上げは、スペースバルーンの開発と打ち上げ撮影のプランを提供する企業・Chart社の協力で実施。
当初目指した高度30kmには届かなかったものの、20km以上の高さまで達し、無事に映像を回収。星見まどかさんのYouTubeチャンネルで、冒頭の映像が公開されました。
星見まどかさんは打ち上げ後の配信で、今回のプロジェクトが成層圏を目指す企画であり、到達したのは宇宙ではないことを改めて報告。
宇宙を目指すという今後の目標に向けた意気込みも語られています。
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