『サイコ・ゴアマン』は「SFゴアスプラッターヒーローアドベンチャー」を謳うカナダ発の映画。
基本的に映画へのコメント表明をしないという藤本タツキさんが、鑑賞後に「今年一番面白かった映画でした!最高最悪のラストでした!」と絶賛。
配給会社によると、主人公のミミと残虐宇宙人のサイコ・ゴアマンの描き下ろしイラストが突如寄贈されたという。
異才の漫画家・藤本タツキ
7月19日には全143ページの読み切り『ルックバック』を『少年ジャンプ+』で無料公開。
公開直後から、Twitterのトレンドにも関連ワードが並ぶなど話題を呼び、異例の配信2日経たずで400万PVを突破した。
映画を愛し愛されたスティーヴン・コスタンスキ
藤本タツキさんの漫画『ファイアパンチ』『チェンソーマン』には、両作とも作中に映画好きのキャラクターが登場している。過去の対談でも「僕、ずっと韓国映画みたいな漫画を描きたいと思っていて」など映画に関するコメントを残しており、相当な映画好きだと推測できる(外部リンク)。
そんな映画好きの藤本タツキさんが、主義を曲げて思わずコメントとイラストを寄せた映画『サイコ・ゴアマン』。
本作を手がけたのは、カナダが誇る過激映像集団「アストロン 6」メンバーのスティーヴン・コスタンスキさん。
また、『バイオハザードV リトリビューション』や『パシフィック・リム』などの数々の大作に特殊効果としても参加するなど、目覚ましい活躍を見せるクリエイターだ。
極悪少女と残虐宇宙人が織りなす『サイコ・ゴアマン』
映画ジャンルを「SFゴアスプラッターヒーローアドベンチャー」と表記しており、様々な要素がてんこ盛りとなっている。
藤本タツキさんの書き下ろしイラストでは、サイコ・ゴアマンを服従させ、自由自在に操れる宝石を手に入れて勝ち誇った表情のミミの姿と、惑星ひとつを簡単に滅ぼしてしまうほどの力を持つサイコ・ゴアマンの姿を圧倒的迫力で描いている。
『サイコ・ゴアマン』は、子供の冒険心を描いた映画の名作『E.T.』や『グーニーズ』などを彷彿とさせつつも、『死霊のはらわた』や『マスターズ 超空の覇者』といった映画愛も込められ、80年代的な懐古心を味わえる作品に仕上がっている。
そして本作は、愛すべきB級映画感はありつつも、鑑賞後は快感と忘れがちな”大切なもの”を思い出させてくれる物語になっているという。
なによりも、藤本タツキさんが寄せた「今年一番面白かった映画でした!最高最悪のラストでした!」と最高と最悪という対極の言葉を含んだコメントに期待して公開を待ちたい。
【STORY】ある日、庭で遊んでいた勝ち気な少女ミミ(8歳)と兄ルーク(10歳)は、ひょんなことから地底に太古から埋められ、銀河で恐れられていた名前のない悪魔残虐宇宙人をよみがえらせてしまう。
怒りと憎しみの感情しか持たず、計り知れない特殊能力を持った残虐宇宙人の復活により、地球は絶体絶命の危機に!
しかし、光る謎の宝石をミミが手にしたとき、残虐宇宙人はミミに絶対服従せざるを得なくなる。暗黒の覇者でありながら1人の少女に逆らえない残虐宇宙人は、サイコ・ゴアマンと名付けられ、子どものいたずらに付き合うはめに。
その頃、銀河系の怪人たちが残虐宇宙人の復活を察知、宇宙会議を開き、サイコ・ゴアマン抹殺のため地球に向かおうとしていた......。
「最高最悪のラストでした!」……見るしかっ!
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映画情報
『サイコ・ゴアマン』
- 監督・脚本
- スティーヴン・コスタンスキ
- 出演
- ニタ=ジョゼ・ハンナ、オーウェン・マイヤー、アダム・ブルックス、アレクシス・ハンシー、マシュー・ニネバー
- 製作総指揮
- ジェシー・クリステンセン
- 製作
- スチュアート・F・アンドリューズ、シャノン・ハンマー、スティーヴン・コスタンスキ
- 撮影
- アンドリュー・アペル
- 編集
- アンドリュー・アペル、スティーヴン・コスタンスキ
- 音楽
- ブリッツ//ベルリン
- 詳細
- 020年/カナダ映画/95分/スコープ/5.1ch/DCP/PG12/
- 原題
- PG(PSYCHO GOREMAN)
- 提供・配給
- キングレコード提供 アンプラグド配給
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