【動画】「ジャパニーズスタイルは確立されている」彫師Ichi Hatanoが語る日本刺青の現在地

POPなポイントを3行で

  • 彫師Ichiさんにインタビュー
  • 下書き、筋彫りの工程に密着
  • 国際的な評価を得るまでの道のりとは
東京都世田谷区用賀のタトゥースタジオ「ICHI TATTOO TOKYO」。

取材班を迎えてくれたのは彫師Ichi Hatanoさんだ。 台湾のコンベンション「I Love Tattoo Expo」ではボディスーツ部門で3位に入賞するなど国際的に活躍する彫師で、彼のスタジオには国内外からクライアントが訪れる。

彫師・Ichi Hatanoの施術に密着

その日は、背中の刺青を彫り進めている男性客が訪れていた。今回は菊の花を入れるという。 肌に直接下書きをしていくのだが、確かな技術に裏打ちされた筆運びで花弁が一つずつ描かれ、やがて一つの菊の花になっていく。

いわゆる「画力」と呼ばれる美術的な技術をどのように身につけたのか質問すると「反復が大切」と語ってくれた。

そして下書きが終わると、筋彫りの工程が始まった。

Ichiさんの作品を拝見

筋彫りの撮影中にスタジオのインターフォンが鳴った。

現れたのは、Ichiさんが背中の刺青を手掛けたという女性のお客さんだ。 完成までに約一年を要したというこの作品。

取材班は圧倒されながらシャッターを切った。

国際的な評価を得るまで

目の前の圧倒的な作品に海外のタトゥーコンベンションでの入賞など、現在に至るまでの道のりを尋ねずにはいられなかった。

和彫一筋で長年研鑽を積んだ話、海外での武者修行など…勝手な想像を膨らませながら質問を投げかける。

Ichiさんは多くを語らず、「(和彫・洋彫問わず)何でもやって、徐々にオーダーが増えたのが和彫だった」とだけ教えてくれた。

ただ実直に、己の技術を磨く。多種多様な経験と日々の反復に裏打ちされた確かな技術だけが多くの人を認めさせることができる。その背中はそう語っていた。

アーティストに密着

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