「ファンの方々に安心してファンアートなどを制作していただくためのルール」として公開された内容には、動画配信サービスや有料ファン会員サービスでの創作物の公開にも言及。
対象サービスと注意事項を守った上であれば、同サービスにおける収益化プログラムでの利用が許可されている。
最後には「ファンアートの販売・製品化に関するルールについても検討中」としており、随所に時代を意識した新しい項目が盛り込まれたガイドラインになっている。
「新劇場版」シリーズ完結編の公開迫る「エヴァ」
TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』として1995年からスタートした「エヴァンゲリオン」シリーズ2年後には映画化されており、いわゆる旧劇場版と呼ばれる『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』が公開された。
リブートである「新劇場版」シリーズ最新作にして完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、総監督・庵野秀明さんのもと、2021年1月23日に公開される。
『シン・エヴァ』公開に向けて高まる期待とボルテージ
公開に先駆けて、TVシリーズや過去作品の放送・配信などを積極的に展開。先日には主題歌入りの予告編も公開され、ファンのボルテージは高まる一方だ。 ガイドラインは、そうした最新作が公開されることによる作品への期待・注目の高まり、二次創作の増加を見越したものとみられる。
無償・有償を問わず商用利用には使用許諾が必要、公序良俗に反しない範囲など、ほとんどが基本的な内容だ。
一方で、特定の動画サービスやSNSを対象に、作品公開を許可するなど、時代を意識したと考えられる項目も盛り込まれている。
動画配信や有料ファン会員サービスでの公開に言及
2.本ガイドラインの範囲内において、動画、静止画(イラスト・漫画・写真など)、および小説を以下の場で公開できます。
(1)全年齢向けのSNS一般
(2)イラスト投稿サービス
(3)小説投稿サービス
(4)動画投稿・配信サービス一般 『エヴァンゲリオン』シリーズのファン創作物の公開に関するガイドラインより
創作物やその制作過程を、「動画配信サービス」や「有料ファン会員サービス」で公開すること、またその際の収益化プログラムについても許可している。6.ご自身が制作したファン創作物やその制作過程を「動画配信サービス」や「有料ファン会員サービス」で公開する際は、以下の範囲と注意事項を守ってください。この場合、収益化プログラムが動作していても構いません。
(1)対象サービス
(ア)動画配信サービス
A. YouTube Live
B. Twitch
C. pixivSketch Live
D. ニコニコ生放送
(イ)有料ファン会員サービス
A. Patreon
B. pixivFANBOX
C. Ko-fi
(2)注意事項
(ア)エヴァンゲリオンのファン創作物がアカウントのメインコンテンツではないこと
(イ)あくまで趣味の創作活動の範囲にとどめ、その創作物を使った過度な営利活動を行わないこと 『エヴァンゲリオン』シリーズのファン創作物の公開に関するガイドラインより
対象のサービスは、動画配信サービスでは「YouTube Live」「Twitch」「pixivSketch Live」「ニコニコ生放送」、有料ファン会員サービスは「Patreon」「pixivFANBOX」「Ko-fi」。
ただし、「エヴァンゲリオン」のファン創作物がアカウントのメインコンテンツではないこと、趣味の範囲にとどめ過度な営利活動を伴わないことが注意事項として記載されている。
「ファンアートの販売・製品化」に関するルールとは?
二次創作についてはインターネット上でもたびたび議論の対象になり、また最近では、ゲーム実況の動画配信においてゲームの著作物利用が問題になるケースも出てきている。 「エヴァンゲリオン」シリーズの原作権を持つカラーのガイドラインの発表には、そうした時代背景が反映されているのは間違いないだろう。またガイドラインの最後には、「※現在、ファンアートの販売・製品化に関するルールについても検討しています。 続報をお待ち下さい」という一文もあり、「ファンアートの販売・製品化」に対するカラーのルールづくりは、大きな反響を呼びそうだ。
二次創作を巡って
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