多くの人にとって「新しいもの」が魅力的であるように、トレーディングカードゲーム(TCG)のプレイヤーにとっても「新しいカードゲーム」の登場は魅力的な事件です。
自分が普段遊んでいるゲームとまるっきりルールが違ってもなんとなく惹かれてしまうのは、人と人が顔を合わせて遊ぶことや駆け引きといった共通の要素に心躍ってしまうからかもしれません。
バラエティ豊かなTCG界においても、新進気鋭のTCGが誕生しました。
5月25日にはじまったばかりの「白猫プロジェクトTCG」です。 「白猫プロジェクトTCG」は、その名のとおりゲームアプリ「白猫プロジェクト」を原作とするカードゲーム。「白猫プロジェクト」は2014年から配信されていて、多くのメディアミックスやスピンオフのゲームが展開され、人気の高いコンテンツとなっています。
多くのファンを持つ「白猫プロジェクト」の新たな展開である「白猫プロジェクトTCG」にも注目が集まっており、発売当初は店頭で品薄となり話題になっていたのも記憶に新しいところ。
そういうわけで、その初の交流イベントである「熱血バロン道場 in 関東の陣」に、あまたのカードゲームを渡り歩いてきたTCG界のワタリドリこと私オグマが乗り込んできました。
発売したばかりながらも歴史ある原作を持つTCGということで、交流会はどのような盛り上がりをみせているのでしょうか。
文:オグマフミヤ 編集:かたやまけん
ということで、まずは早速「白猫プロジェクトTCG」をプレイ!
恥ずかしながら私はまだ「白猫プロジェクトTCG」に触れたことがなかったので、フリー対戦コーナーで同行していたKAI-YOUのかたやまさんとデッキが構築済みのスターターで遊んでみることに。 ルールブックとにらめっこしながらここをこうするのかなとすすめていくわけですが、この新しいおもちゃを手にしたような感覚はやっぱり何度味わってもよいものです。
「白猫プロジェクトTCG」は比較的シンプルなルールで、ちょっとTCGで遊んでいる人ならすぐになじめると思います。
はじめてみると、いくつか他のゲームとの共通のシステムに気がつくことでしょう。
例えば、カードを使う際のコストとして“ソウル”が必要なのですが、まずここにTCGの王様「Magic: The Gathering」の土地カードをタップ(横にする)してマナを生み出すという基本システムが連想されます。
あるいは、先にデッキが0枚になったら敗北というルールで、プレイヤーがダメージを受けるとデッキをめくっていくのですが、めくられた時に効果を発揮するカードが存在し、この負けに近づきながらも1枚1枚逆転を期待しながらカードをめくっていくというのは「ヴァイスシュヴァルツ」や「ChaosTCG」っぽさも感じました。
などなどアレっぽいコレっぽいとすすめていくと、その中でもブラッシュアップされた「白猫プロジェクトTCG」ならではの魅力が分かってきてすっかり虜になります。
中でも特徴的なのは「キャラチェンジ」というシステム。
高いレベルが設定されたキャラクターカードはプレイする為のコストも高いのですが、1つレベルが下のカードに重ねてプレイする「キャラチェンジ」を使うことで、コストが軽減されます。さらに、既に攻撃していてオフ状態になったキャラクターを「キャラチェンジ」するとオン状態に戻るので連続攻撃が可能になります。
このシステムにより、スターターのデッキでも大量のダメージを狙うことができるので、シンプルな盤面ゆえに生まれる深い読み合いとダイナミックな攻防というメリハリのついたゲームが展開されます。
これまでのTCGの歴史を踏襲しながらも、オリジナリティが溢れるゲームとしての奥深さに気づき、ルールもようやく理解し、「これは楽しくなってきたぞ!」というところで、いよいよ対戦へ...!
対戦ブースは、自分から相手を見つけて対戦を申し込むといったストリートスタイルではなく、係の人に「対戦希望」と伝えるとその場で同じように対戦相手を探しているプレイヤーとマッチングしてくれるというシステムで、慣れていない人でも対戦相手を見つけることができます。
...さて初級コーナーに来ましたが、私とて腕におぼえありのTCG浪人。
やるからには本気でいざ勝負! と意気込んだものの...
あっさり敗北。
対戦相手の方は発売当初からプレイされているそうで、「今日はじめたばかりの初心者なのですが」と伝えると優しく色々教えていただくことができ、終始なごやかに楽しく対戦できました。
こういう交流ができるのはやはりこうしたイベントの醍醐味です。
いつも遊んでいる友達とは違うコミュニティとの触れ合いに様々な刺激を受ける楽しみは、どのTCGでも同じなのです。
自分が普段遊んでいるゲームとまるっきりルールが違ってもなんとなく惹かれてしまうのは、人と人が顔を合わせて遊ぶことや駆け引きといった共通の要素に心躍ってしまうからかもしれません。
バラエティ豊かなTCG界においても、新進気鋭のTCGが誕生しました。
5月25日にはじまったばかりの「白猫プロジェクトTCG」です。 「白猫プロジェクトTCG」は、その名のとおりゲームアプリ「白猫プロジェクト」を原作とするカードゲーム。「白猫プロジェクト」は2014年から配信されていて、多くのメディアミックスやスピンオフのゲームが展開され、人気の高いコンテンツとなっています。
多くのファンを持つ「白猫プロジェクト」の新たな展開である「白猫プロジェクトTCG」にも注目が集まっており、発売当初は店頭で品薄となり話題になっていたのも記憶に新しいところ。
そういうわけで、その初の交流イベントである「熱血バロン道場 in 関東の陣」に、あまたのカードゲームを渡り歩いてきたTCG界のワタリドリこと私オグマが乗り込んできました。
発売したばかりながらも歴史ある原作を持つTCGということで、交流会はどのような盛り上がりをみせているのでしょうか。
文:オグマフミヤ 編集:かたやまけん
熱気あふれる会場でとりあえずプレイしてみた
会場である五反田TOCメッセに着くと、入り口から既に熱気が伝わってくる状態で、数あるブースはどこも人でいっぱい。 グッズ販売を目当てとした原作ファンの方々の来場も多いのかなと思っていましたが、前に別のTCGイベントでお会いしましたか?というような歴戦のTCGプレイヤー感を纏った方から、女性同士で参加されている方、中にはカップルも見受けられ、文句のつけようのない盛況っぷりに私もはやくもテンションが上がっていきます。ということで、まずは早速「白猫プロジェクトTCG」をプレイ!
恥ずかしながら私はまだ「白猫プロジェクトTCG」に触れたことがなかったので、フリー対戦コーナーで同行していたKAI-YOUのかたやまさんとデッキが構築済みのスターターで遊んでみることに。 ルールブックとにらめっこしながらここをこうするのかなとすすめていくわけですが、この新しいおもちゃを手にしたような感覚はやっぱり何度味わってもよいものです。
「白猫プロジェクトTCG」は比較的シンプルなルールで、ちょっとTCGで遊んでいる人ならすぐになじめると思います。
はじめてみると、いくつか他のゲームとの共通のシステムに気がつくことでしょう。
例えば、カードを使う際のコストとして“ソウル”が必要なのですが、まずここにTCGの王様「Magic: The Gathering」の土地カードをタップ(横にする)してマナを生み出すという基本システムが連想されます。
あるいは、先にデッキが0枚になったら敗北というルールで、プレイヤーがダメージを受けるとデッキをめくっていくのですが、めくられた時に効果を発揮するカードが存在し、この負けに近づきながらも1枚1枚逆転を期待しながらカードをめくっていくというのは「ヴァイスシュヴァルツ」や「ChaosTCG」っぽさも感じました。
などなどアレっぽいコレっぽいとすすめていくと、その中でもブラッシュアップされた「白猫プロジェクトTCG」ならではの魅力が分かってきてすっかり虜になります。
中でも特徴的なのは「キャラチェンジ」というシステム。
高いレベルが設定されたキャラクターカードはプレイする為のコストも高いのですが、1つレベルが下のカードに重ねてプレイする「キャラチェンジ」を使うことで、コストが軽減されます。さらに、既に攻撃していてオフ状態になったキャラクターを「キャラチェンジ」するとオン状態に戻るので連続攻撃が可能になります。
このシステムにより、スターターのデッキでも大量のダメージを狙うことができるので、シンプルな盤面ゆえに生まれる深い読み合いとダイナミックな攻防というメリハリのついたゲームが展開されます。
これまでのTCGの歴史を踏襲しながらも、オリジナリティが溢れるゲームとしての奥深さに気づき、ルールもようやく理解し、「これは楽しくなってきたぞ!」というところで、いよいよ対戦へ...!
TCG好きとして敗北は許されない
会場にはレベルに合わせて対戦ブースがあり、まずは初心者用の初級コーナーにGO。対戦ブースは、自分から相手を見つけて対戦を申し込むといったストリートスタイルではなく、係の人に「対戦希望」と伝えるとその場で同じように対戦相手を探しているプレイヤーとマッチングしてくれるというシステムで、慣れていない人でも対戦相手を見つけることができます。
...さて初級コーナーに来ましたが、私とて腕におぼえありのTCG浪人。
やるからには本気でいざ勝負! と意気込んだものの...
あっさり敗北。
対戦相手の方は発売当初からプレイされているそうで、「今日はじめたばかりの初心者なのですが」と伝えると優しく色々教えていただくことができ、終始なごやかに楽しく対戦できました。
こういう交流ができるのはやはりこうしたイベントの醍醐味です。
いつも遊んでいる友達とは違うコミュニティとの触れ合いに様々な刺激を受ける楽しみは、どのTCGでも同じなのです。
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オグマフミヤ
プレイヤー
「関係各所に「何でも知ってるな」と評される知性と感性を活かし、よきアイドルと音楽を求めて時代のエッジをさまよう本格派平成4年生まれ。
TCGについても広くあれこれプレイし、真剣勝負の世界に魅力を感じながらコミュニケーションツールとしての側面にも関心を持ち、競技プレイからカジュアルプレイまで楽しむユーティリティプレイヤー Twitter: @oresamax
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