“塗り絵”で実感したTCGの魅力
せっかくなので他のブースもぐるっと周回。各ブースで貰えるスタンプを集めると、限定のプロモーションカードがもらえるというシステムになっていて、スタンプを求める人たちや純粋に楽しむ人たちでどこも大入り状態。 こうしたイベントではサイドイベントを楽しむことができるのも魅力の一つです。
他のTCGのイベントを例に出すと、お化け屋敷や謎解きゲームから、カードゲームプレイヤーによるボディビルコンテストまで、バラエティに富んだ取り組みがなされています。
今回の「白猫プロジェクトTCG」のイベントでは、塗り絵ブースが設置されていました。 この塗り絵をこなさないことにはスタンプが貰えないので、皆さんこぞって挑戦されていましたが、原作どおりのカラーリングを再現する人や、自分なりの色に染め上げる人、更には余白に書き足して大作を作り始める人までいて、皆さんそれぞれの楽しみ方で熱中されていました。
色鉛筆が人数分あるわけではないのでシェアしていくわけですが、「赤色誰か使ってますか?」などと声をかけあう様子に小学校の図工の時間を思い出したりしました。
また、色鉛筆のシェアをきっかけに今日のイベントやTCGについて話が発展していくといったコミュニケーションが生まれていて、対戦せずともコミュニティの輪が広がっていました。 まさしくこうしたサイドイベントが目指している景色が広がっていたことに感動しながらも、私は黙々と塗り絵に勤しみました...。
私は自分なりの色で描くスタイルで取り組み、衣装のディテールにこだわって完成させ、意気揚々と受付のお姉さんに確認してもらいにいくと、「すごく可愛く塗れてますね!」とお褒めの言葉をいただけました。
先日私も4歳のいとこちゃんが見せてくれた塗り絵を同じように褒めましたが、まさか自分もこの歳になって塗り絵で褒められるとは思わず、恥ずかしいようで嬉しいような日常生活では味わうことのない経験を噛み締めました。ありがとう、受付のお姉さんたち。 塗り絵ブースの他には、勝ち抜きでプレイヤー同士の腕を競い合う「虎の穴ブース」や、フリー対戦ブースを回って、スタンプをコンプリート!
プロモーションカードをゲットするころには交流会の魅力をお腹いっぱいに堪能でき、気づけばイベントを隅々まで楽しんでいるというなんとも合理的なシステムで、初心者の私も大満足でした。
リアルだからこそTCGはおもしろい!
というわけで交流会に参加してきたのですが、率直な感想を申し上げますととても楽しかったです。 ストレスのない運営、エンターテイメント性に溢れた企画など、イベントとして素晴らしく、「白猫プロジェクト」の初心者である私でも1日中楽しむことが出来ました。交流会の名の通り、こうしたイベントでの楽しみはなんといっても人との交流です。 初級ブースでは優しく教えてくれる方がいらっしゃったり、勝ち抜きブースでは真剣に取り組む方の熱意を感じることができたり、サイドイベントではまた違ったコミュニケーションがとられていたりと、こうしたイベントに来ることでしか出会えなかった人々との交流は、新たな刺激をもたらしてくれます。
イベントに参加して同じものを好きな人同士で交流することは、他のジャンルにおいても同じく素敵なことですが、TCGにおいては特に重要で、人と人が顔を合わせて遊ぶアナログなゲームの本来の魅力を再確認出来る貴重な機会でもありました。
また、「白猫プロジェクトTCG」はまだはじまったばかりのゲームなので今回の交流会によって、コミュニティの広がりを含めて益々の発展に繋がっていくのだろうと思います。
なんといっても対戦相手がいないことには遊べないというのがTCGの不便なところで、同時にそれが素晴らしい魅力でもあります。
「人間的成長へ繋がる一期一会の出会いがある」などと高尚なことを言うつもりはありませんが、私達TCGプレイヤーの人生をおもしろおかしく彩っているTCGの魅力を感じていただけると思います。
何か少しでも興味を惹かれたゲームがあったら是非イベントにも足を運んでみてください。
私も今回の経験と感動を糧に精進してまたイベントに参加しようと思いました。
2
この記事どう思う?
関連リンク
オグマフミヤ
プレイヤー
「関係各所に「何でも知ってるな」と評される知性と感性を活かし、よきアイドルと音楽を求めて時代のエッジをさまよう本格派平成4年生まれ。
TCGについても広くあれこれプレイし、真剣勝負の世界に魅力を感じながらコミュニケーションツールとしての側面にも関心を持ち、競技プレイからカジュアルプレイまで楽しむユーティリティプレイヤー Twitter: @oresamax
0件のコメント