連載 | #31 渋谷万歳

新年の無法地帯 渋谷で美女たちに「何回ナンパされたか」聞いてみた

新年の無法地帯 渋谷で美女たちに「何回ナンパされたか」聞いてみた
新年の無法地帯 渋谷で美女たちに「何回ナンパされたか」聞いてみた
新年の迎え方は人によって様々だ。

帰省してぬくぬく家族と過ごすも良し、一人で年越しそばを啜りながら「ガキ使」に腹を抱えるのも、気の置けない仲間達とバカ騒ぎするのも良いだろう。

2016年12月31日、東京・渋谷は、2017年が明ける瞬間を見ず知らずの人間同士でとにかく盛大に祝おうという人たちで溢れ返った。 中でも目に付いたのは、女性へのナンパだ。「何人に声かけられたか多すぎてわかんない」と答える女性たちの言葉に嘘がないことは、その時間帯の渋谷を歩いていれば一目瞭然だった。

そこには、女性たちが通りがかると我先にと声をかけようとする男性が群がる光景が広がっていたからだ。

撮影:ヤマシタヒロヒサ

初の歩行者天国、野外フェス会場と化す渋谷のカウントダウン

渋谷のカウントダウン2017 スクランブル交差点の年越しカオス
最早カウントダウンの恒例行事となっている街中での年明けパーティー。今回は例年以上に盛況だった。

これまでも渋谷のカウントダウンでは交通規制や厳戒態勢を敷いていた警視庁だったが、今年は大晦日31日の夜間から年明け1日の深夜未明まで、完全に交通規制を行って初の歩行者天国を導入していた。

カウントダウンを控えた23時頃から、渋谷駅周辺に人が密集し、場所によっては満員電車同然のほぼ身動きがとれないすし詰め状態となっていた。

カウントダウン目前の渋谷駅周辺

カウントダウンの瞬間は、クラッカーがあちこちで鳴り響き、野外用のスピーカーを携えて爆音で音楽を鳴らす人物や手にしたアルコールの中身を空高くぶち撒ける人物も多数現れ、さながら野外フェスのような熱狂に包まれた。

路上に設置されたDJブース

見知らぬ者同士でのハイタッチやハグが繰り広げられ、肩を組んで輪になって踊る集団がそこら中に発生していたカウントダウン直後の喧騒が収束して、交通規制が解かれてからも、渋谷の街はここぞとばかりに盛り上がり続けた。

一般人を制止しようとする警察とのトラブルだけではなく、時には目の前でつかみ合い、殴り合いの喧嘩も何度か勃発したが、基本的には共に新年を祝う仲間意識によるお祭り状態が続いていた。特に多く見られたのは、女性たちに声をかけてナンパをする男性たちの姿だ。

「今日、何組の男性に声をかけられましたか?」

新年を迎えた祝祭感とアルコールで強気になったのか、手当たり次第に声をかける男性たちのせいで、センター街をほんの数十メートル歩くのもままならない女性たちがいた。 そこで、女性たちに、「今日、渋谷で何組の男性に声をかけられたのか」アンケートをしてみた。

皆、「(声をかけられた人数が)多すぎて正直わかんない」という前置きをした上で、自己申告という形ではあるが教えてくれた。

サンプルケースとして10組という少ない数字だが、スナップと共に掲載していく。

声をかけられた男性:5組くらい

声をかけられた男性:5組くらい

声をかけられた男性:8組くらい

声をかけられた男性:9組くらい

声をかけられた男性:10組くらい

声をかけられた男性:10組くらい

声をかけられた男性:18組くらい

声をかけられた男性:30組くらい

声をかけられた男性:30組くらい

声をかけられた男性:50組くらい

写真を見ればわかる通りだが、取材班がアンケートを行った10組は、それだけの人数に声をかけられていながら誰にも着いていっていない、ということだけは強調しておく。

2017年も皆さんにとって良い年でありますように。
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渋谷万歳

日本が世界に誇るべき最高のポップシティ、渋谷。 あらゆるカルチャーと人種が集まるこの街で、毎日のように繰り広げられるパーティー、愛のはじまり、夢の終わり、高揚感と喧噪、その捉えがたきポップの断片をかき集める人気連続企画。 2010年代は渋谷から発信されていく、と思う。

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