国内でハロウィンが定着したため、例年、仮装した若者が都心に集結するのが恒例となっている。
撮影:山下智也
2017年ハロウィンが開幕 昨年よりも盛り上がった金夜
例年、ハロウィン間近の週末や当日が混雑するが、2016年の週末に差しかかる金曜夜は予想に反してさしたる混雑もなく、「ハロウィン終了か?」とまで報じられるほどだったが、土日の盛況ぶりはその懸念を吹き飛ばした。 これは、自宅も渋谷にある筆者の体感だが、2015年頃が盛り上がりのピークで、2016年以降のハロウィンに参加しているのは、都心の生粋のパリピたちというよりも、地方から上京してきた人や外国人観光客が目立った。日本でのハロウィンの狂乱ぶりはカウントダウン同様、海外でも報じられているためだ。特に、今年はその傾向が強いように感じる。
渋谷駅やセンター街は大混雑。しかし、仮装コスプレをして街を歩いている人たちは、そのうちのごく一部だ。
深夜まで野外で酒盛りしていたサラリーマンの集団は「(ハロウィンで)渋谷がどうなってるか興味があって。(自分たちは)仮装するつもりはない」と語っていた。埼玉からきて、始発まで飲み明かすつもりだという。
「ハロウィンというか、仮装して写真を撮りたかっただけ」と答えてくれたのは、警官のコスプレをした20代女性たち。
この光景は例年通りだが、もちろん仮装している人たち、特に女性は、撮影やナンパの的になっていてひっきりなしに声をかけられていた。また、真偽は不明だが、短時間でYouTuberを名乗る人にも複数出会った。
今年のハロウィン、どーなるの🎃🎃🎃
連載
日本が世界に誇るべき最高のポップシティ、渋谷。 あらゆるカルチャーと人種が集まるこの街で、毎日のように繰り広げられるパーティー、愛のはじまり、夢の終わり、高揚感と喧噪、その捉えがたきポップの断片をかき集める人気連続企画。 2010年代は渋谷から発信されていく、と思う。
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