渋谷ハロウィン、自粛要請のリアル 訪日外国人の反応「気持ちはわかるけど…」

渋谷ハロウィン、自粛要請のリアル 訪日外国人の反応「気持ちはわかるけど…」
渋谷ハロウィン、自粛要請のリアル 訪日外国人の反応「気持ちはわかるけど…」

左から『呪術廻戦』五条悟、夏油傑『チェンソーマン』マキマのコスプレ

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ハロウィーン目的でハロウィーン期間に渋谷駅周辺に来ないでほしい」と、現区長・長谷部健さんが強く訴え続けていた渋谷、ハロウィンの夜。

ハロウィン直前の週末から、渋谷駅周辺において公共の場での飲酒が禁止に。周辺のコンビニなどでも酒類の販売自粛が要請された。

そして警察や民間の警備会社も動員し、警戒体制で迎えたハロウィン当日。

結論から言えば、渋谷駅周辺に人はかなり来ていたものの、一時期の過熱状態よりはだいぶ落ち着いていた。

撮影:宇佐美亮

【フォトレポート】渋谷ハロウィンのコスプレ集(50枚)

“コミケのコスプレ会場”と化した渋谷ハロウィン

渋谷区の発表(外部リンク)によれば、ピークとなる31日22時の時点で来訪客の数は約1.5万人、前年の約6割にとどまったという。 実際に現地で取材した印象ではあるが、たしかに飲酒禁止の効果もありそうだった。路上飲酒が当たり前だった以前の渋谷ハロウィンと比べれば、明らかに静かなハロウィンだった。

また、渋谷区の呼びかけの効果もあってか、コスプレしている人も少数だった。ハロウィンにも関わらず!

その数少ない仮装客たちに群がるように人だかりができており、まるでコミックマーケット(コミケ)のコスプレエリアのような光景が広がっていた。

外国人観光客の反応「どうせ来るってわかってるでしょ?」

体感だが、来訪客の過半数は外国人が占めていた。アメリカ、カナダ、イタリア、フランス、中国、韓国、スイス、ブラジル──仮装客以上に、コスプレを見物に来ている人たとの多くが外国人だったようにも思う。 渋谷に訪れていた外国人観光客に話を聞くと、外国人にも渋谷区からの呼びかけ自体は届いているという。

しかし、この外国人観光客は「気持ちはわかるけど、どうせ(呼びかけても)来るってわかってるでしょ?……微妙!」とコメント。

また、別の外国人観光客からは「海外旅行はかなり前から計画していて、飛行機やホテルも予約してしまっている。『来るな』と言われても困るよ。申し訳ないけど」といった言葉も耳にした。

取材用のマイクを向けると、(日本人も含め)来場客は皆、ハロウィンの渋谷に来ること自体にどこか後ろめたさを抱えているようにも見えた。 元は渋谷近辺で遊ぶ若者を中心に、自然発生的に始まった渋谷のハロウィン。

一時は渋谷区側もそれを受け入れ、「ハロウィーンを渋谷の誇りに」(2019年)というメッセージを大々的に打ち出したこともある。大企業も大々的に広告を打ち出していた。

しかしその結果、全国や世界からも人が集まる一大イベントに。次第に、コントロール不可能な規模へと陥っていた。

そしてコロナ禍や韓国・ソウルの梨泰院の事故を背景にその方針も一転。年末年始のカウントダウン含め、現在は強い規制の方向へと舵を切っている。

「年に一回、渋谷でハロウィンを楽しみたい」「住民とのトラブルや惨事になりかねない事故・事件をなくしたい」──まるで群衆と行政の思惑が綱引きしているような感覚が、現在の渋谷にはある。

【フォトレポート】渋谷ハロウィンのコスプレ集(50枚)

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