渋谷慶一郎とサー・ウェイン・マクレガーが新作舞台を発表 建築家の妹島和世も参加

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浅田カズラ
渋谷慶一郎とサー・ウェイン・マクレガーが新作舞台を発表 建築家の妹島和世も参加
渋谷慶一郎とサー・ウェイン・マクレガーが新作舞台を発表 建築家の妹島和世も参加

左からサー・ウェイン・マクレガーさん、渋谷慶一郎さん、妹島和世さん

音楽家の渋谷慶一郎さんと、振付家/演出家のサー・ウェイン・マクレガーさんによる、新作舞台作品の制作が発表された。

舞台美術として、建築家・妹島和世さんも参加。初演は2027年を予定している。

無数のジャンルを横断する総合芸術作品として構想

本作品は音楽、ダンス・身体表現、舞台美術、AI/テクノロジーといった多領域を横断する総合芸術作品として構想。

作曲を渋谷慶一郎さん、演出・振付をサー・ウェイン・マクレガーさんが担当する。

舞台にはダンスカンパニー「カンパニー・ウェイン・マクレガー」のダンサーに加え、渋谷慶一郎さんが制作する最新アンドロイド「アンドロイド・マリア」も出演予定だ。

アンドロイド・マリア

世界初演は2027年を予定。英国を含む欧州での公演の詳細は、2026年に発表される予定だ。

また、本プロジェクトへ参加を希望する若手クリエイターの募集を、今後順次発表とのことだ。

人間不在の舞台をつくり出す渋谷慶一郎

渋谷慶一郎さんは音楽活動とあわせて、テクノロジーを駆使した先進的な舞台芸術も手掛けている。

2012年には、初音ミク主演の世界初ボーカロイド・オペラ「THE END」を発表。

2018年には、AI搭載アンドロイドとオーケストラによるアンドロイド・オペラ「Scary Beauty」を発表している。

アンドロイド・オペラ「Scary Beauty」 / 渋谷慶一郎

サー・ウェイン・マクレガーさんはイギリス出身の振付家/演出家。英国ロイヤル・バレエ団常任振付師、ヴェネツィア・ビエンナーレ ダンス部門の芸術監督などを務めている。

専属のダンスカンパニー「カンパニー・ウェイン・マクレガー」に加え、自身が芸術監督を務める「スタジオ・ウェイン・マクレガー」も率いている。

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