ソーシャルVRプラットフォーム・VRChatには、クリエイターがつくり上げたワールド(3DCG空間)が数多く存在します。
特に個人的に好きなのが、アート作品などを展示した展覧会や博物館ワールド。ジャンル不問で集めた筆者の手元のリストは100ワールドを超えているくらい、VRChatのアート体験を愛しています。
本記事では、VRChatに毎日入り浸り、4,000時間以上プレイした筆者の視点で、たくさんの人に知ってほしい秀逸なアート展/博物館ワールドを8つピックアップ。
春休みの余暇にぜひ訪れてみてください!
目次
Thickness Of Calligraphy
まずご紹介したいのは「Thickness Of Calligraphy」。展示されているのは、中国のアーティスト・Boyanさんが研究と制作を重ねてきた「三次元書道」作品です。
Thickness Of Calligraphy/筆者撮影
Thickness Of Calligraphy/筆者撮影
「三次元書道」とは、平面の紙に描かれた書を細かな要素に分解し、立体へと再構築した独自の作品です。
本展では、Boyanさんがつくり上げてきた立体的な書道作品が、制作プロセスや思考ロジックの解説とともに紹介されています。
Thickness Of Calligraphy/筆者撮影
シンプルに漢字を立体化したものから、木彫りのように書かれたもの、「躰」という字を肉・骨・血管に分離させて書き表現したもの、水で書いたもの、はては布の軌跡が字形を織りなすものまで、その作品は多種多様。それらの制作を通して、Boyanさんが書に宿る「形」「意」「神(精神)」を見出す過程も紹介されています。
Thickness Of Calligraphy/筆者撮影
展示数も非常に多く、解説文も読み込んでいけば、全順路を見終わるまで2時間は余裕でかかる大ボリューム。ユニークなアートを、つくり手の思考と歩みとともに知ることができる、筆者もイチオシのアート展ワールドの一つです。
なお、本展を企画したバーチャル美術館プロジェクト「VMoVA」はこの他にもエッジの効いたアート展ワールドを公開しています。興味があればそちらも見るのもオススメです。
Thickness Of CalligraphyExhibition˸ EXFLAT
美麗なイラストの世界を実際に歩いてみたいと思ったこと、ありませんか? 実際に体験できる展覧会が、VRChatにはすでに存在します。
Exhibition˸ EXFLAT/筆者撮影
「Exhibition˸ EXFLAT」もその一つ。
企画者であるshi-roさんが2020年から描いていた連作イラストが展示されたワールドです。
Exhibition˸ EXFLAT/筆者撮影
Exhibition˸ EXFLAT/筆者撮影
最大の特徴は、ただイラストを展示しているのではなく、イラストの背景世界を再現した3DCG空間の中に、イラストが展示されていること。
さらに、ワールド内では解説タブレットも提供。連作にこめられた物語を読みながら観覧することができます。
Exhibition˸ EXFLAT/筆者撮影
Exhibition˸ EXFLAT/筆者撮影
その物語を大まかに紹介すると、「絵画に魅せられた2人の女性の、世代を超えた物語」。あるいは「咲かない才能」もあるでしょうか。
努力が報われない切なさと、それでもなおゆるがない信念の尊さ。人によってはウルっときそうな物語を“その足”で歩く体験は格別です。
Exhibition˸ EXFLAT
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