RIOT MUSIC主催ライブから紐解くVRChatの音楽文化──仮想空間は“現場”になりうる

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浅田カズラ
RIOT MUSIC主催ライブから紐解くVRChatの音楽文化──仮想空間は“現場”になりうる
RIOT MUSIC主催ライブから紐解くVRChatの音楽文化──仮想空間は“現場”になりうる

RIOT MUSICのVRChat有料音楽ライブ「はじめのるつぼ Vol.2」

様々なカルチャーが育まれている、ソーシャルVR・VRChat

直近では、キタニタツヤさんの新曲MVや、映画『竜とそばかすの姫』で著名な中村佳穂さんが出演した回の「ゲームさんぽ」など、音楽との親和性に気付かされた人も多いでしょう。

実は、VRChatでは古くから音楽文化が根付いています。路上ライブやMV撮影、そして音楽フェスなど、この世界で音楽を届け、楽しむ人たちはたくさんいます。

そして、かねてからこのカルチャーを紹介したいと思っていた筆者のもとに、あるイベント開催が舞い込んできました。RIOT MUSIC主催イベント「はじめのるつぼ Vol.2」です。

VRChat音楽イベントのスタンダードな様式を踏襲しつつ、新たな一歩──マネタイズにも挑戦したこのイベントを通して、VRChatの音楽文化の一端をご紹介します。

まだめずらしいVRChat有料ライブ RIOT MUSIC主催「はじめのるつぼ Vol.2」

「はじめのるつぼ Vol.2」は、バーチャルアーティスト事務所・RIOT MUSICが開催したVRChat音楽イベント。

「Vol.2」と題している通り、開催は2回目。初回は、同事務所が運営するワールド「誰でもお気軽配信ワールド AdHoc -アドホック-(以下、AdHoc)」のオープン記念として実施されました。

今回も会場はAdHoc。初回開催との大きな違いは、ZAIKOで観覧チケットを販売した有料公演であること。

有料参加のVRChatイベントは過去にいくつか例がありますが、今回のように企業に所属しないインディペンデントなアーティストにも開かれた有料音楽ライブは、あまり事例がありません!

なお、RIOT MUSICはVRChatとパートナーシップ契約を結び、外部サービスを活用した有料VRChatイベント開催を支援するサービスを開始しており、このイベントはその実運用例を兼ねているものと思われます。

選べる2つの会場 サーキットフェス的な楽しみ方もできそう?

「はじめのるつぼ Vol.2」では、合計6組のアーティストが出演。会場はAとBの2つ用意され、アーティストも3組ずつ配置。

それぞれで参加チケットが販売されたほか、一部アーティストには1on1コーナー(別売りのチケット1枚につき対象のアーティストと3分喋ることが可能になる)も設けられました。

「はじめのるつぼ Vol.2」タイムテーブル/画像はAdHoc公式Xより

会場ごとの出演者の特徴をざっくり述べると、会場Aはアーティストユニット、会場Bはソロアーティストといったところ。

かなり悩みましたが、今回筆者は会場Bをメインに観覧しました(ほんとはAも行きたかった……!)。

「はじめのるつぼ Vol.2」会場の様子/筆者撮影

当日の各会場の観客数は30~40人ほど。各アーティストごとに30分のインターバルがあり、それぞれ会場でアーティスト出演時刻がかぶらないような調整がされていたので、サーキットフェスのように巡回することも一応可能でした。

ただし、筆者が確認してみた限り、一つの会場で固定で観覧している人が多かった印象です。

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