Meta社が販売しているVRヘッドセットシリーズ「Meta Quest」が、4月19日より価格を改定する。
「Meta Quest 3S」は、128GBモデルが48,400円から59,400円、256GBモデルが64,900円から77,000円へ、「Meta Quest 3」は81,400円から102,300円へ値上げとなる(いずれも税込価格)。
値上げの理由は「メモリチップをはじめとしたハードウェアの製造コスト高騰」。それぞれ1万円〜2万円超の値上げとなる。
家電量販店でも手に入るVRデバイス「Meta Quest」
「Meta Quest(旧名:Oculus Quest)」シリーズは、PC不要で単体で動作するスタンドアロン型VRヘッドセット。
2019年発売の「Oculus Quest」を第1号とし、以後「Meta Quest 2」、「Meta Quest 3」へと性能更新。
2022年には実験的機種の「Meta Quest Pro」が、2024年には「Meta Quest 3」の廉価モデル「Meta Quest 3S」が発売されている。
VRヘッドセットの価格は6ケタを超えることも多い中、「Meta Quest」は(「Meta Quest Pro」を除き)5ケタで価格が収まってきたのも特徴の一つ。
特に「Meta Quest 2」は、発売当初は299ドル(税抜33,800円)で提供され、その安価さからシェアを拡大した歴史がある。
家電量販店にも陳列されるデバイスでもあり、どこかで見かけたことがある人も多いはずだ。
なお、直近では競合機種「PICO 4 Ultra」も5月1日(金)に値上げ(税込89,800円→104,900円)に踏み切る(外部リンク)。
モデルに最適なVRデバイスが、相次いで価格高騰する事態となっている。
ソーシャルVRをVRモードでプレイする上での“安定択”
VRChatなどのソーシャルVRをプレイする際にも使われるVRデバイス。
現行の「Meta Quest」シリーズは、ソーシャルVRをVRモードでプレイする上で“安定択”とも言えるデバイスだ。
「Meta Quest 3S」は、家電量販店でも手に取れるVRデバイスとしてはかなり安価で、エントリーモデルとしては悪くない。
これに対し「Meta Quest 3」は、「Meta Quest 3S」と比べて画質などの各性能が一回り上回る。装着感も良好な部類だ。
VRヘッドセット「PICO 4 Ultra」/画像はAmazonより
一方、代表的な競合となる「PICO 4 Ultra」は、基礎性能は「Meta Quest 3」に近い。
対応アプリは「Meta Quest 3」の方が多いが、「PICO 4 Ultra」は扱いやすい専用フルボディトラッキングデバイスの存在が光る。
結局、どれを買えばいいの?
上記のVRデバイスからどれを選ぶべきかは予算の兼ね合いになる。
VRChatなどのソーシャルVRでの用途を想定する場合、出費を抑えたい場合は「Meta Quest 3S」128GBモデルだが、「安物買いの銭失い」を避けたいならば「Meta Quest 3」がオススメだ。
Meta Quest 3/画像はAmazonより
VRヘッドセットは発展途上の世界ゆえに、購入直後に上位モデルが登場することが頻繁に起こる。
その場合でも、基礎性能が高いものを手に取っていれば、「使い込むうちにまた上位モデルくる」といった心持ちで長く使える。
ただし、VRChatの場合は特に、最終的にゲーミングPCとVRヘッドセットの連携構成に至ることが多いのが悩みどころ。
ゲーミングPCの同時購入を視野に入れている場合は、「Meta Quest 3S」128GBモデルがお財布に優しいだろう。
Meta Quest 3S/画像はAmazonより
そして「PICO 4 Ultra」は上記の通り、専用のフルボディトラッキングデバイスが存在する。安価かつ運用が手軽なこともあり、VRChatなどののソーシャルVR用途に振り切るのであれば、こちらのほうが満足度が高くなるだろう。
今回の値上げ対応によって、「Meta Quest 3」や「PICO 4 Ultra」などのハイエンド寄りのデバイスが10万円超になるのは、消費者的には手痛いところ。
いずれも家電量販店でも手に入るので、気になる人は今が買い時になるかもしれない。
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