特撮ドラマ『仮面ライダーディケイド』で、主人公・門矢士/仮面ライダーディケイドを演じた俳優・井上正大さん。
「平成仮面ライダー」シリーズ10周年を記念する作品でTVドラマ初出演&初主演。
以後も映画『牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔』への出演や、YouTube特撮ドラマ『華衛士F8ABA6ジサリス』の主演・プロデュースなど、特撮好きならば名前を聞いたことがある人でしょう。
井上正大さん
そんな井上正大さん、実は2026年に入ってからソーシャルVR・VRChatに大きな興味を示し、様々なクリエイターたちと接触。
そして5月9日・10日にはオリジナル曲をひっさげた音楽ライブをVRChat上で開催しました。
しかし、多くのクリエイターとともに臨んだデビュー戦は波乱の連続。
本記事では、怒涛の勢いでVRChatに参戦した井上正大さんの歩みと5月9日・10日のライブの模様を、筆者の視点からレポートしていきます。
目次
VRChat上陸から2ヶ月でライブを開催した俳優・井上正大
井上正大さんは、2月28日に「vrchatでワールドとかアバターとか作れる詳しい人いないかな?」とXへ投稿(外部リンク)。
これがトリガーとなり、VRChat現役ユーザーと立て続けに接触。3月には自身のVRChatグループを作成しました。
さらに同月には、ブロック一つのワールドを誰かに一週間渡すとどうなるかを試す企画「わらしべワールド〜井上正大の世界〜」をスタート。様々なVRChatクリエイターとの交流を加速させていきました。
そして、4月に入るとVRChatでの音楽ライブ開催を宣言(外部リンク)。これまで出会ったVRChatクリエイターとともに、有志での2Dayライブ開催へ向けて準備を始めました。
つまり、今回のライブはVRChat上陸から2ヶ月ちょっとで実現した形。なかなかに驚異的なスピードで走っていることが伝わるでしょうか。
演者の動きを複数空間へ同時配信 チャレンジングな無料ライブ
今回開催されたVRChatライブは全編無料。そして一点、特殊な要素がありました。
それは「複数インスタンスの同時体験」を試みたこと。VRChatは通常、一つの空間(インスタンス)には基本的に80人までの収容上限が存在します。つまり、それ以上の人数はイベント会場を訪れることすらできず、観覧不可となります。
このため、大規模なVRChatライブイベントではしばしば、YouTubeなどで配信を行ったり、会場に事前収録データを埋め込み、それを再生することでどんなワールドでも観覧できるようにしたりする、といった対応がとられています。
今回のライブでは、上記手法のいずれでもなく、ある会場でパフォーマンスを行う演者の動きとライブ演出が、指定されたワールド全てで再生される仕組みを構築。
人数上限に依存せず、リアルタイムで演者が動くライブをより多くの楽しんでもらう、というチャレンジが、今回の目玉でもありました。
初日は中止、2日目は2時間押し……本当に開催されるのか!?
5月9日のライブ初演。この日は井上正大さんのグループが開く公式会場のほか、任意で会場インスタンスを立てて観覧できるとアナウンスされていました。
5月9日の井上正大さんライブ会場の様子/筆者撮影
しかし、22時にスタートを予定していたライブが、一向に始まりません。筆者も会場で待機していましたが、1時間近く経過後、その日のライブ開催は中止となりました。
そして翌日は開催方式を変更。観覧できる会場が井上正大さんのグループが開く会場のみに限定され、これらの会場をホスティングする人員が急遽募集されました。
紆余曲折の末、最終的に会場総数は29個に。この開催方式変更の理由は「参加人数を鑑みた」結果とのことですが、同期システムを安定化する意図もあったのではないかと推測されます。
ところが、万全の体制を整えたであろう10日も、予定の22時にはスタートせず。参加者は開催を待ちつつ、会場によってはオーナーが場繋ぎを試みる動きが見られました。
そのまましばらく時間が経ち、「今日も中止か……?」と思われた12時手前。ついに開催の目処がたったとアナウンス。日付が5月11日に変わってほどなくして、ライブがスタートしました!
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