課題は山積みだが、熱気あふれるステージに
今回のライブのような「VRChat上での複数会場への演者動作・演出の同期配信」は、実は過去にもいくつか実例が存在します。
安定したライブ進行が実現しているケースもあり、さらに2026年現在もシステム開発を進めているチームは見られ、技術的には決してめずらしいものではなくなりつつあります。
深夜に1000人以上が見届けたライブとなった/筆者撮影
一方、今回のライブを見てみると、大きなトラブルが発生していましたが、筆者の観測値では同時接続数は1200人超。
相当な規模でのトライだったことは確かで、これを井上正大さんが自身の初のVRChatライブで果敢に挑んだことは、大きな意義があると言えるでしょう。
ただし、予定されていた2回のライブは1回になってしまった上、開催までこぎつけたライブは2時間押しのスタート。
翌日を考慮して途中で離脱した人も少なくなく、無料ライブとはいえ、運営面での不手際の多さなどには手厳しい意見も寄せられています。
客観的に見ても、「文句なしの成功」とは言えない結果であったのはたしかでしょう。
グリーティングでは筆者にも声をかけていった/筆者撮影
課題は山積みですが、一連のトラブルもエンタメとして楽しんだり、チャレンジングな姿勢を評価した人も少なからず見られました。
すさまじい熱量とクリエイティブが込められたライブと、アフターでも感謝を忘れない井上正大さんの姿に感銘を受けた人もチラホラ。
今回関わったチームのレベルアップ、あるいはより技術力のあるチームとの提携によって、よりよいイベントの実現も期待できそうなくらいには、熱い第一歩となった……と言えそうです。
ちなみに、ライブ終演後には、井上正大さんの新たなVRChat企画が予告されていました。詳細は不明ですが、どうやらVRChatでドラマのような映像を制作しているようです。
かつて“世界の破壊者”を演じた俳優は、波乱万丈のデビュー戦を経て、VRChatでなにを生み出していくのか。筆者個人としては、その行方をこれからも見守っていきたいなと感じました。
……とはいえ、22時から深夜3時近くまでVRモードでいるのはけっこうハードだったので、次回があるとしたらトラブルなく開催されてほしいですね!(笑)
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