アートはなぜ経済社会に必要なのか──東京藝大教授らと森山未來がトークセッション

アートはなぜ経済社会に必要なのか──東京藝大教授らと森山未來がトークセッション
アートはなぜ経済社会に必要なのか──東京藝大教授らと森山未來がトークセッション

「今、なぜアートが経済社会に必要なのか?」

俳優の森山未來さんがMCをつとめるYouTubeチャンネル「MEET YOUR ART」で、10月に開催されたイベント「MEET YOUR ART FESTIVAL 2024」での「アートと経済」をテーマにした公開収録映像が公開された。

ゲストとして、アートを通じた対話や競争の場「アートミーツビジネス」を主催する小山元さん、東京藝術大学教授の中村政人さんが登場。

なぜアートは経済社会に必要なのか──その背景を深堀りし、アートと地域の関係性、アートが企業に与える影響について追及する。

今、なぜアートが経済社会に必要なのか?

100名以上のアーティストが集った「MEET YOUR ART FESTIVAL 2024」

「MEET YOUR ART FESTIVAL 2024」は、10月11日から10月14日に開催された国内最大級のアートとカルチャーの祭典。

国内外100名以上のアーティストが一堂に会し、アートの展示やパフォーマンス、アート×経済やカルチャーをテーマにしたトークセッションが実施された。

今回公開された討論はその一環として行われたもの。

動画の中では経済活動の観点から見たアートについて「地域のアイデンティティや文化的価値を豊かにする長期的な手段」と位置づけ、議論が展開されている。

アートとは、社会や地域と結びつく価値観を構築する手段

小山元さんは、経済産業省が発表した「アートと経済社会について考える研究会報告書」を紹介。

アートは企業が利益追求だけでなく、社会や地域と結びつく新たな価値観を構築する手段であると説明した。

経済産業省が発表した「アートと経済社会について考える研究会報告書」/画像はYouTubeより

中村政人さんも、スタートアップの経営者が持つ「独自の価値観や課題意識」をアート活動の共通点について紹介。

アート作品の創造とスタートアップの新規事業創出には、社会への問いかけや新たな価値を提案する点で似通っている部分があると指摘した。

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