事前に発表されていた通り、駅前のスクランブル交差点を中心とした一帯の交通規制、及び渋谷駅の一部閉鎖など、2017年末も厳重体制で警備に臨んだ。
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カウントダウン直前
筆者が渋谷に向かったのは23時過ぎ。代々木から山手線で渋谷に向かうと、すでに車内は大混雑していた。 無事渋谷駅にたどり着くも、ハチ公口改札は閉鎖されているというアナウンスが流れ、他の出口からハチ公口を目指す。 駅構内にも警官が並び、ハチ公口に向かおうとする一般人を誘導する。しかし、人が多すぎてやや混乱が起こっており、誘導に従っているとなぜか同じ場所をグルグル周る羽目に。 時刻は23時30分。ようやく、本来のルートだったらしい井の頭線改札の脇、マークシティのそばに降りる階段にたどり着く。そこから、大勢が外になだれ込んでいく。 外に出ると、駅構内とは比べ物にならない人口密度。数千人は優に超える人数がこぞってハチ公口、スクランブル交差点を中心とした渋谷駅を目指しているが、すでに駅周辺をぐるっと囲む形で警官が封鎖していたため通行止めで、もはや駅周辺に近づけそうにない。 マークシティの商店街脇から、交差点側に出ようとすると、やはりここでも通行止めか? と思ったら、なぜか人が大量に逆流してきた。進む人と戻る人で若干もみ合いに。カウントダウンの瞬間
2016年末に引き続き、今年のカウントダウンも、渋谷109一帯ではコカ・コーラ特別協賛のもと、カウントダウンイベントが行われていた。 道行く人がかぶっている赤い紙製のハットは、そこで配布されていたものだ。 そしていよいよ、カウントダウンの瞬間。一帯が火薬臭くなるほどクラッカーが割れ、勢いよく紙吹雪が舞い飛んだ。昨日のカウントダウンの瞬間。 pic.twitter.com/1r6spf2kyc
— にいみなお (@NAO_NIM) 2018年1月1日
カウントダウン後〜規制解除
クリスマスは存在感を失い、ハロウィンイベントもやや失速しつつある中、カウントダウンはいつにも増して盛り上がっていた。特に、外国人観光客の割合が増え、普段の六本木でも見れない人種ごった煮のパーティーとなった。 よくわからない旗を掲げた集団もいた。10名弱くらいが振り回していたので何の旗か聞いてみたら「わからないけど回ってきた、アナーキズムの旗」と言っていた。
連載
日本が世界に誇るべき最高のポップシティ、渋谷。 あらゆるカルチャーと人種が集まるこの街で、毎日のように繰り広げられるパーティー、愛のはじまり、夢の終わり、高揚感と喧噪、その捉えがたきポップの断片をかき集める人気連続企画。 2010年代は渋谷から発信されていく、と思う。
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