イラストを手がけたのは、漫画家・イラストレーターの西村ツチカさん。
公演は11月12日(木)から23日(月・祝)まで、横浜・STスポットにて行われ、高校生以下は無料となっている。
新しいユースカルチャーとしての「青春演劇」を創作
ロロは、脚本家・演出家の三浦直之さんが主宰をつとめる演劇集団。漫画・アニメ・小説・音楽・映画などジャンルを越えたカルチャーをサンプリングし、ループする「出会い」の瞬間を物語に昇華し、各方面で評価を得ている。そんなロロが新たに始動した「いつ高」シリーズは上演時間60分以内、準備も本番前の10分間で行うという「全国高等演劇大会」のルールに従い上演。
「いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校」という架空の高校を舞台に、教室、下駄箱、屋上、図書室などあらゆる場所を切り取るオムニバス会話劇となる。
また「高校生に演劇を観てもらいたい」という思いから、「高校生以下限定回」のチケット代は無料、保護者は1000円引き、上演台本をWebで無料公開するなどの特典を用意している。
高校時代に触れたカルチャーから多大な影響を受けてきた主宰・三浦さんが今の10代に向け、新しいユースカルチャーとしての「⻘春演劇」を創作していく。
また、「いつ高」シリーズの世界観を彩る⻄村ツチカさんの不思議で懐かしいイラストは特設サイトにて順次公開され、上演台本にも挿絵が掲載される予定。
階段をあがって、奥から三番目の教室、その窓際の、校庭の全部が見渡せる席は僕の席なのに、今はなんでかしらない女子が座っている。
僕は弁当が食べたいけど、知らない女子がいるからとるにとれないし、もちろん、僕が知らない女子に声をかけるなんてできるわけもないので、しかたなく、そばで、その女子を眺める。
女子は、ぼんやり校庭を眺めている。
校庭では、これも知らない男子がグラウンドをぐるぐると走っている。
僕の後ろで、笑い声がして、これは知ってる女子の笑い声だけど、当然話したことはないからほとんど知らないみたいなもんで、ほとんど知らない女子は、カーテンのなかで、くすくす笑ってる。
僕は、完璧に知らない女子の方のうなじをみつめながら、うなじにはそんなに興奮しないな、っておもってる。 ロロ×高校演劇「いつ高シリーズ」特設サイトより
この記事どう思う?
公演情報
いつ高シリーズvol.1「いつだって窓際であたしたち」
- 期間
- 2015年11月12日(木)〜23日(月・祝)
- 会場
- STスポット(神奈川県横浜市⻄区北幸1丁目11-15 横浜STビル B1F)
- 料金
- 一般|予約:2,800円 学生|予約:2,300円 高校生以下|無料
- 親子ペア割引|1,000円引き(親御様の一般料金が1000円引きになります) 当日券|各500円増し
*全席自由・日時指定・整理番号付き *未就学児はご入場いただけません。 *学生・高校生以下のお客様は受付で学生証をご提示ください。
*車椅子でご来場のお客様は事前にお申し出ください。 *開演後はご入場いただけない場合がございますのであらかじめご了承ください。
予約:http://lolo-koko.com/
脚本・演出|三浦直之
出演|⻲島一徳 森本華 島田桃子(以上ロロ)大場みなみ 多賀麻美(⻘年団)新名基浩
照明協力|井坂浩(⻘年団) 音響協力|池田野歩 衣装協力|藤谷香子(FAIFAI)
宣伝イラスト|⻄村ツチカ デザイン|郡司龍彦 佐々木俊
広報|浦谷晃代(Diet-chicken)稲泉公平 制作助手|奥山三代都 仙波瑠璃
制作|坂本もも
協力|⻘年団 レトル FAIFAI Diet-chicken 範宙遊泳 急な坂スタジオ
提携|STスポット 企画制作・主催|ロロ さんかくのまど
関連リンク
0件のコメント