hazama

概要

「ha | za | ma」(ハザマ)は、2014年よりデザイナー・松井諒祐が手掛けるアパレルブランド。コンセプトは「いつまでも世界と世界の狭間で揺らぎ続ける存在であること」。

実店舗を持たず、商品はインターネット上を中心に展開。半年に一度の各都市の展示・受注会やWeb受注会で最新作を発表している。

ブランド名には、生き様・狭間などの意味や、最高のファッションは生き様であるというデザイナーの考えも込められている。

「見えないものを見ようとして見上げた夜空に駆ける透明彩度のワンピース」や「突然変衣のシャツ」など、独自の世界観のネーミングが特徴の一つ。

2020年、コンセプトムービーを発表。声優の佐倉綾音さんと内山昂輝さんが出演し、楽曲はボカロP・カンザキイオリが作詞作曲。歌唱にバーチャルシンガーの花譜さんが参加したことで話題を呼んだ。

コンセプトムービー

モデルにはファッションモデルの吉井添やバーチャルライバーグループ・にじさんじのVTuber・北小路ヒスイなどを起用。「ha|za|ma」は特定の世界観を持つことなく、現実とバーチャルの境目を超えたファッションを展開し、様々な視点から「個性」を定義づけている。

2023年、ヒール部分が手になっている「惹きずり込まれる運命のヒールパンプス」と、拳銃を模した「惹き鉄となるヒールパンプス」の2アイテムがカプセルトイとして販売。

「惹きずり込まれる運命のヒールパンプス」のシリーズ作品である「惹きずり込まれる運命のドレスシューズ」は2020年にTwitter上で話題になっており、20万以上のいいねを記録した。

同じく2023年にはアーティスト・Adoとコラボ。「惹きずり込まれる運命のドレスローファー」や「一凛の祈跡に添えるワンピース」など、Adoさんのモチーフとしてよく使われる青い薔薇があしらわれたアイテムが多数登場した。

また、翌年2024年に映画『ゴジラ-1.0』がアメリカの第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した際には、山崎貴監督をはじめとする映画制作陣へゴジラをモチーフにしたシューズ等の衣装提供をしたことが話題となった。