【2024年】“カッコいい”カード9選──ポケカ、MTGにデュエマ、コナンも

MTG《マリーナ・ヴェンドレルの呪文書》

《マリーナ・ヴェンドレルの呪文書》/画像は『マジック・ザ・ギャザリング』の公式サイトより

【古見湖(YouTubeチャンネル「KAI-YOU Videos」ディレクター)のコメント】

『MTG』には度々、ゲームのルールを書き換えてしまうカードが登場する。

本来は20点のライフが0になると負けなのだが、このカードを使うと自分はライフではなく、手札が0になると負けというルールになる。

かつて《リッチの熟達》というカードがあり、『MTG』を始めたばかりの自分はそのカードに出会い、『MTG』のカードデザインの懐の深さに心惹かれた。そんなカードあっていいのか、と。そこには自由があった。

《リッチの熟達》を使ってオリジナルのデッキを組み、大会に足を運んだ。それから6年間、どっぷりと『MTG』沼に浸かっている。

残念ながら《マリーナ・ヴェンドレルの呪文書》は《リッチの熟達》ほどは活躍していないが、可能性を秘めたカード。あの時感じたときめきがこの1枚を見て思い出せた。かつての自分と同じように、この1枚で『MTG』に魅せられる人がきっといるはず。

MTG《彼方の映像》Secret Lair版

【小林優介(Webディレクター/編集/漫画コンシェルジュ/ボドゲ研究家)のコメント】

MARVELで「Star Wars: Visions」や「Ultimate X-Men」などのシリーズを手掛けている日本人アーティスト・Peach Momokoさんが描いた特別な1枚。

同シリーズとして5枚のカードが描かれていて、どれもカッコいいです。

《彼方の映像》は特に、伊藤潤二や山口貴由を彷彿とさせるような迫力と美しさが共存する描き方がされていてめちゃカッコいいです。

アートの左右で描かれた調和のとれた世界と崩れ行く世界。そして、フレーバーの「私は別の側面を見てしまった。それは私を見て…」という意味深な文言も相まって、不気味でありつつも神秘的な1枚になってます。

デュエマ《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》

《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》/画像は『デュエル・マスターズ』公式サイトより

【都築陵佑(ライター/編集/ラッパー)のコメント】

「5軸火光アーマード」というデッキタイプの攻撃力を超強化したエースカード。

攻撃時にアーマードを踏み倒せる《ボルシャック・アークゼオスNEX》や《ヴァルキリアス・武者・ムサシ「弐天」》などと、場に出た時に自分の他クリーチャーをアンタップさせられる《飛ぶ革命 ヴァル・ボルシャック》を組み合わせたコンボで、連続攻撃&展開を仕掛けるというのが「5軸火光アーマード」の強み。

その上で、前者をいかに「スピードアタッカー(=召喚酔いせず、すぐに攻撃できる)」化するのかが、このデッキタイプの課題のひとつだった。

そこに革命を起こしたのが、《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》の登場。たった1枚のカードで、ここまでクリティカルに「5軸火光アーマード」の戦略を強化できるのか……と唸らされた(し、大興奮した)。

2025年は、すでに登場することが予告されている「ボルシャックの」ドリーム・クリーチャーにも期待したい。

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