有馬記念を最後に引退する予定だった競走馬のドウデュースが、右前肢跛行(※)のため出走取消になることが12月20日に発表された。
今回のドウデュース出走取消を受け、かねてから競馬の同時視聴配信を行ってきたVTuber・天開司さんは、「ちょっとショックが大きく楽しんでいる姿が見せられなさそうなので、今年の有馬記念同時視聴はやらない方向で考えてます」とXに投稿。
その他にも有馬記念の同時視聴配信を予定していたストリーマーやVTuberたちから、出走取消を惜しむ声が挙がっている。
(※)跛行。歩様に異常をきたしている状態を指す。原因は骨、腱、関節、筋肉、神経等の異常など。原因がはっきりしない場合、原因があると推測される部位により前肢跛行、後肢跛行(腰部に原因)と呼ばれることもある。
国内最高峰のレースであり、年末の大一番「有馬記念」
有馬記念は例年年末に行われており、その年を締めくくる大一番として知られている。
ファン投票で選ばれた上位10頭に優先出走権が与えられることもあり、今最もファンに人気のある出走馬が集結する祭典的なレースだ。
国内で開催されるレースの中では馬券の売り上げが最も大きく、1着の賞金は5億円はジャパンカップと並び最高額。注目度も多大なものとなる。
ドウデュースは今回ファン投票で、歴代最多の47万8415票を獲得。前回の優勝馬であり、今回の1位の筆頭候補と見られていた。なお、ドウデュースは2025年から種牡馬となる。
ポップカルチャーと競馬の関係 ストリーマーのレース同時視聴配信も人気
近年、各種のレースを主催するJRA(日本中央競馬会)は、アニメや漫画とのコラボ企画を積極的に実施しており、有馬記念では『進撃の巨人』『シン・ゴジラ』『機動戦士ガンダム』などとコラボしている。
2020年には有馬記念を目指す騎手たちを描くオリジナルアニメも公開された。
また、さらにYouTuberやVTuberなどのストリーマーが大金を賭けてレースの行方を見守る配信も人気だ。普段は競馬に縁のない層にまで届いている。
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