詩人・岩倉文也さんによる小説『魂に指ひとつふれるな』が、11月26日(火)に星海社FICTIONSから刊行される。
将来を期待された新鋭詩人を主人公に、「創作」をテーマとした恋愛小説となる。
装画は、イラストレーターの米山舞さんが担当している。
『傾いた夜空の下で』『あの夏ぼくは天使を見た』の詩人・岩倉文也
岩倉文也さんは、2016年ごろから歌作/詩作を開始。新聞や雑誌への投稿を始め、毎日新聞が開催する毎日歌壇賞の2017年最優秀作品に選出される。
2018年には、芸術総合誌『ユリイカ』(青土社)が選ぶ「ユリイカの新人」に選出。同年9月に、第1弾となる詩集『傾いた夜空の下で』(青土社)を刊行した。
以降も、2019年にイラストレーター・焦茶さんとの詩画集『あの夏ぼくは天使を見た』を刊行するなど精力的に活動。
星海社FICTIONSでも、2023年に小説『透明だった最後の日々へ』を刊行している。
SNS時代に表現者であることの意味を問う
今回の小説『魂に指ひとつふれるな』は、2018年から2022年までの令和初期の東京が舞台。
コロナ禍によって変わりつつある東京で、また急速にかつての輝きを失ってゆくSNSで、いかに創作と向き合っていくのかが描かれる。
刊行に際して、岩倉文也さんは自身のnoteを更新。作品内容だけでなく、今作のテーマでもある「創作」および「創作者」にフォーカスを当てて、岩倉文也さんが繰り返し触れた作品たちを紹介している。
あらすじ
将来を嘱望された新鋭詩人・ミズキは詩を書く傍ら、
無職ばかりが暮らす風変わりなシェアハウスに入り浸っていた。
ある日、そこで年上のイラストレーター・風花と出会う。
はじめは風花の気儘な言動に振り回されていたミズキだが、
少しずつ、彼女の持つ危うい才能に惹き込まれていくーー。
創作は人を救うのか。
人は、創作の果てに何を見るのか。
SNS時代に表現者であることの意味を問う、
詩人=小説家、岩倉文也による異色の恋愛小説!
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