株式会社ポケットペアが開発/販売するゲーム『パルワールド(Palworld)』のPlayStation 5版が、10月4日に日本で配信リリースされた。定価は3400円(税込)。
本作のPlayStation 5版は、9月25日より全世界68の国と地域で発売。しかし、日本での販売時期は未定とされていた。
爆発的なヒットを記録したモンスタータイトル『パルワールド』
『パルワールド』は、ふしぎな生き物・パルの育成やクラフト要素を融合させたオープンワールドゲーム。
1月にアーリーアクセス版がリリースされると、発売5日で700万本という爆発的なヒットを記録。2月にはSteam版だけで1500万本を売り上げ、異例の大ヒットタイトルとして大きな話題になった。
7月には『パルワールド』のライセンス事業を推進する株式会社パルワールドエンタテインメントが、ポケットペアとソニー・ミュージックエンタテインメントおよびアニプレックスによって設立。
10月には、バトルロイヤルゲーム『PUBG: BATTLEGROUNDS』『PUBG MOBILE』の発売元である韓国・KRAFTONが、『パルワールド』のライセンス契約を締結している。
任天堂と株式会社ポケモンが、ポケットペア社を提訴
ゲームが爆発的な人気を得る一方で、『パルワールド』はリリース当初からパルのデザインが「ポケットモンスター」シリーズのポケモンに酷似していると指摘されるなど、ゲームファンの間でも物議を醸してきた。
9月には、任天堂と株式会社ポケモンが共同でポケットペアに対する特許権の侵害訴訟を提起したことを発表。
同社は『パルワールド』による複数の特許権侵害を主張し、侵害行為の差止および損害賠償を求めている。
この訴訟提起を受けたポケットペア社は「インディーゲーム開発者が自由な発想を妨げられ萎縮することがないよう、最善を尽くしてまいります」と声明を発表。
巨大資本が参画や10億円の開発費が投じられた本作を“インディーゲーム”と呼べるのかについても、様々な議論を巻き起こしている。
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