韓国のゲーム会社・KRAFTON(クラフトン)が10月2日、ポケットペア社が開発するゲーム『パルワールド(Palworld)』のライセンス契約を締結したことを発表した。
KRAFTON社は今回のライセンス契約によって『パルワールド』のIP(知的財産)を「モバイルプラットフォームに拡張」すると説明。
「原作の主な面白さの要素をモバイル環境に合わせて忠実に再解釈して実装する」としている。
『PUBG』開発チームが『パルワールド』モバイル版を制作
KRAFTONは、バトルロイヤルゲーム『PUBG: BATTLEGROUNDS』『PUBG MOBILE』の発売元として知られる、韓国の大手パブリッシャー。2007年に設立。
2023年度(2023年1月~12月)の売上高は1兆9106億ウォン。営業利益は7680億ウォン、純利益は5941億ウォンを記録している。
なお、今回の『パルワールド』に関するプロジェクトについては、KRAFTON傘下のクリエイティブスタジオ・PUBG STUDIOSの開発チームが担当するという。
7月にはライセンス事業を推進するジョイントベンチャーが設立
2024年1月にアーリーアクセス版がリリースされて以降、賛否両論を含めて多くの話題を呼んだ『パルワールド』。
7月には、『パルワールド』の国内外における各種ライセンス事業を推進するジョイントベンチャー・パルワールドエンタテインメントが、ポケットペアとソニー・ミュージックエンタテインメント、アニプレックスの3社によって設立された。
今回のプレスリリースでは言及されていないが、今回のKRAFTONのライセンス契約は、このパルワールドエンタテインメントの働きによるものだろうと推察するような向きもある。
『パルワールド』を巡っては、9月に任天堂と株式会社ポケモンが共同で、ポケットペアに対する特許権の侵害訴訟を提起している。
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