株式会社ポケットペアと、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)およびグループ会社の株式会社アニプレックスが7月10日、ジョイントベンチャー・株式会社パルワールドエンタテインメントの設立を発表した。
同社は、ポケットペアが手がけるゲーム『パルワールド』の国内外における各種ライセンス事業を推進。
「全世界における多角的な展開を加速させ、IPをより拡大していく」としている。
記録的なヒット作品となったゲーム『パルワールド』
『パルワールド』は、株式会社ポケットペアが開発/販売するモンスター育成オープンワールドサバイバルクラフトゲーム。
本作でプレイヤーは、ふしぎな生き物・パルが暮らす広大な世界を冒険する。
対応プラットフォームはSteam、Xbox Game Pass、Xbox Series X|S、Xbox One。
1月19日にSteamでアーリーアクセス版がリリース。発売から1日で200万本、3日で500万本、4日で600万本、5日で700万本と売上を伸ばし、リリースから1ヶ月間で総プレイヤー数は2500万人を突破。
Steamの最大同時接続プレイヤー数で歴代2位に登り詰めるなど爆発的なヒットを記録した。
「ポケモンに酷似」と賛否両論を呼んだ『パルワールド』
その人気の一方で『パルワールド』は、パルのデザインが「ポケットモンスター」シリーズのポケモンに酷似していなど、既存のゲームタイトルとの類似性が指摘され賛否両論を呼んだ。
その影響か、株式会社ポケモンも当時、「他社ゲームに関するお問い合わせについて」と題した声明を公開する事態となった。
なおポケットペアは1月に、ゲーム事業を手掛けるKLabとハイブリッドカジュアルゲームの開発・運営を共同で行うことを発表。
『パルワールド』以外の開発にも力を注いでいる。
今回発表された新会社では、SMEやアニプレックスを起点としてソニーグループと連携し、『パルワールド』の新たな展開を推進。
設立に先駆け、7月12日(金)から開催される「Bilibili World 2024」のポケットペアブースで販売される『パルワールド』グッズを、「アニプレックスオンライン」にてオンラインで受注販売するとしている。
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