今回は台湾ガールズポップカルチャー 連載の第2回目。マンガ、コスプレ事情をご紹介します。
台湾ガールズポップカルチャー連載の関連記事
女子最強! 台湾ガールズポップカルチャー最前線台湾ガールズカルチャーを牽引するソーシャルタレントって何者?
台湾では日本とほぼ時間差なく、最新のマンガやアニメ、ゲームなど日本のサブカルチャー情報をゲットできます。 また、「ニコニコ動画台湾」が存在し、日本の「ニコニコ動画」がローカライズされているのは世界で唯一の国です。4月に行われた「ニコニコ超会議3」でも、日本と台湾ユーザーの交流が目玉企画の1つになっていたほどです。
そんな、日本のカルチャーに世界一精通していると言っても過言ではない台湾で、今どのように日本カルチャーが盛り上がり、さらには台湾ガールズたちの独自の感性で育まれているのでしょうか?
台湾のコミケにはとにかく女子が多い!
Fancy Frontier
まず、台湾での日本カルチャーの象徴的な祭典が、“台湾のコミケ”とも言われる台湾の同人誌の最大イベント「Fancy Frontier」(中文名:開拓動漫祭)。同イベントは2002年にスタートし、毎年夏と冬2回開催、その間には小規模の関連イベント「Petit Fancy」も開催されます。
参加規模は6万人以上、開催場所は“台湾の東大”である台湾大学。普段は台湾の秀才たちが通うこの学校も、この日ばかりはアニメやマンガで埋め尽くされます。
会場内は数多くの出展者と参加者でごった返し、日本からも毎回人気声優やアイドルがゲスト参加します。
Fancy Frontierのもう一つの見所として、本家コミケと同様、会場外ではコスプレ撮影会が開催されます。 コスプレのクオリティーやバリエーションは日本に負けていません。 コスプレの幅も広いです。 台湾ミク集合!
Comic World Taiwan
Fancy Frontierと肩を並べる、台湾を代表する同人誌イベント「Comic World Taiwan」。Fancy Frontierと違い、企業ブースやステージイベントはなく、同人誌即売に特化したイベントです。参加者の8割が女性というのも特徴。
またこのイベントは関連して、台中での「CWT-T」、高雄の「CWT-K」と、いずれも年1回ずつ開催され、台湾各地で盛り上がります。
台湾ガールの最新人気マンガは?
台湾ガールに人気マンガのジャンルは、がぜんBL。西門店のAnimateに行ったところ、BL系のマンガスペースがどんどん拡大中。店員さん曰く、一般マンガでも『うたの☆プリンスさまっ♪pp』、その他ゲームだと『薄桜鬼SSL』、アニメでは『Free!』と、美少年がたくさん出演する学園ものが大人気の様子です。
台湾では中文版のマンガも多く出版されていますが、日本語版のまま販売されている作品もまだまだ多いです。しかし台湾ガールたちはこれを日本語の教材がわりに、作品を読みたい一心で日本語を取得していく子も…!
この記事どう思う?
田中佑典
LIP編集部 編集長
1986年生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。クリエイティブエイジェンシー「Yes, I am.」にて様々なメディアの企画/編集の仕事を経て現在はフリーのプランナー/編集者として活動中。アジアにおける台湾、および日台間に着目をし、現在は日本と台湾を行き来しながら、カルチャーマガジン「LIP」の発行をはじめ、日台間での企画やプロデュース、その他クリエイティブサポートを行う。
LIP OFFICIAL WEBSITE http://lipbox.p2.weblife.me
LIP FACEBOOK https://www.facebook.com/liplab
連載
美人揃い・アジア1のネットリテラシーの高さ・親日国──そんな台湾で暮らす女の子たち中心の、台湾ポップカルチャー最前線を全力レポート! 執筆するのは、台湾にどっぷり浸かった世界で唯一の日台カルチャーマガジン「LIP」編集部の田中さん。 今、彼女たちは何に夢中で、何をして遊び、どんなコミュニケーションが、カルチャーが主流なのか──?
0件のコメント