クリエイティブレーベル・KAMITSUBAKI STUDIOを運営するTHINKRが8月1日、親会社であるエイベックス・グループから独立したことを発表した。
THINKRは7月26日に約50億円の資金調達を完了し、エイベックス・グループから自社の全株式を取得して独立。今後は新たな経営体制で運営していく。
THINKRへの全株式譲渡を6月に公表していたエイベックス
エイベックスは6月21日、THINKRが第三者割当増資(企業が特定の第三者に新株を引き受けてもらうこと。資金調達の手法)を行い、自己株式取得(企業が自社の株式を買い戻すこと)を実施する予定であると公表。
将来的にエイベックスの子会社が保有するTHINKRの全株式をTHINKRに譲渡すること、その結果THINKRがエイベックスグループの連結範囲から離れることなどを明らかにしていた。
これにより多数の問い合わせを受けたというTHINKRは、6月25日に公式サイトを更新して、「本件に関する詳細な発表は8月上旬を予定しております」と伝えていた。
阪急阪神ホールディングスなどから資金調達
THINKRが第三者割当増資の引受先としたのは、阪急阪神ホールディングス、JAFCO、HIRAC FUND、Makers Fund、Cygames Capital、KDDI Open Innovation Fund、Yostar、千島土地、THIRDWAVE。
りそな銀行からの融資も合わせて、総額約50億円の資金調達を実施した。
調達した資金は、エイベックス・グループが保有する全株式の自己株式取得と借入金の返済に充て、残額は全て今後の成長資金とする。
また、新たな才能の育成に投資するプロジェクト「THINKR NEXT ARTISTS DEVELOPMENT」の立ち上げを予告。
エイベックス・グループ、阪急阪神ホールディングス、新領域株式会社との戦略的提携も発表している。
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