KAMITSUBAKI STUDIOのライブ映像がNFT化 第1弾はVシンガーヰ世界情緒

KAMITSUBAKI STUDIOのライブ映像がNFT化 第1弾はVシンガーヰ世界情緒
KAMITSUBAKI STUDIOのライブ映像がNFT化 第1弾はVシンガーヰ世界情緒

バーチャルシンガー・ヰ世界情緒さんのライブ映像をNFT化した「KAMITSUBAKI Digital Memories:SINKA LIVE SERIES EP. I」

クリエイティブレーベル・KAMITSUBAKI STUDIOが、所属するバーチャルアーティストたちによるライブ映像をNFT※1)アートとして販売する。

今回販売されるのは、「KAMITSUBAKI Digital Memories:SINKA LIVE SERIES EP. I」と題された、バーチャルシンガー・ヰ世界情緒さんのライブ映像をNFT化したもの。

一般販売分は、8月25日10時より、1枚につき1000円と手数料、もしくは仮想通貨MATICを用いて12.5MATICとgas代(※2)を支払うことで購入可能(外部リンク)。MATICを使う場合は、ブロックチェーン・Polygonで取引を行う。

今後もKAMITSUBAKI STUDIO所属アーティストのライブ映像は、「KAMITSUBAKI Digital Memories」シリーズとして展開されていく予定だ。

※1:NFT(非代替性トークン)は、デジタルデータの唯一無二性を担保する仕組み。誰が制作して誰が所有してきたのかという記録がデータに含まれるため、これまで簡単にコピーされてしまい価値を担保しづらかったデジタルデータをアートとして販売する方法が拡大した。

※2:gas代とは、NFTなどをブロックチェーン上で取引する際に発生する手数料のこと。

ライブ映像を8293枚のNFTとしてリリース「KAMITSUBAKI Digital Memories」

ヰ世界情緒さん

今回NFT化されたのは、ヰ世界情緒さんが6月18日に行ったライブ「SINKA LIVE SERIES EP.Ⅰ ヰ世界情緒 2nd ONE-MAN LIVE『Anima Ⅱ -神椿市参番街-』」の切り抜き映像。

計8293枚のNFTとしてリリースされ、そのうち6297枚は、KAMITSUBAKI STUDIOが手掛けるNFTプロジェクト「KAMITSUBAKI Resident Genesis」の参加者に配布されている。

アートの制作には、KAMITSUBAKI STUDIOに所属するバーチャルシンガー・花譜さん、理芽さんのキャラクターデザインなどを手掛けるイラストレーターのPALOW.さんが携わっている。

KAMITSUBAKI STUDIOが手掛けるNFTプロジェクト「Resident Genesis」

KAMITSUBAKI STUDIOでは、プロデューサー・PIEDPIPERさんと、同レーベルを運営するTHINKRが設立した株式会社深化が、ジェネレーティブNFTアートプロジェクト「KAMITSUBAKI Resident Genesis」を手掛けている。

KAMITSUBAKI STUDIO関連プロジェクトからリリースされるNFTを購入したり、長期間保有することでポイントが溜まっていき、一定期間(シーズン)中に溜めたポイントに応じてグレード分けされた報酬が配布される。

NFTを購入し、自分で保持し続けることで、ポイントがもらえる/画像は「KAMITSUBAKI Resident Genesis」のXより

シーズン1では「The Glass Organ」という名前のNFTが報酬として配布されており、保有者にはグレードに応じて今回の「SINKA LIVE SERIES EP. I」が配布された。

これらのNFTはオリジナルIPプロジェクト「神椿市建設中。」に紐づいており、NFTを所有していると「神椿市建設中。」で行われる様々なプロジェクトに参画することができる。

NFTなども活用し、ファンと共創するKAMITSUBAKIのコミュニティ

KAMITSUBAKI STUDIOは、バーチャルシンガーの花譜さん、理芽さん、春猿火さん、ヰ世界情緒さん、幸祜さんらが所属するクリエイティブレーベル。

楽曲制作のほかに、オリジナルの世界観「神椿市」に関するIPプロジェクト「神椿市建設中。」を手掛けている。

「神椿市建設中。」はDiscordを用いてファンと共創する形でコミュニティを形成。小説化・TRPG化・ノベルゲーム化などの展開も行っている。

PIEDPIPERさんはKAI-YOU Premiumでのインタビューにおいて、コミュニティ運営を行う理由を「ユーザーとの共創」を目指しつつ、ファンの負担にならない形で持続可能な収益モデルを模索するためと語っている。
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